第２１６話 想い ページ10
宿舎に戻ったイナズマジャパン
すると早々に、移動中もずっと自分に視線を向けていた豪炎寺が、案の定部屋を訪ねてきた
豪炎寺「説明してもらおうか、A」
明らかに怒った様子の豪炎寺は、それを隠す事なくベッドに座っているAの前で仁王立ち。
彼から目を逸らし身を縮こませながら、Aは渋々勝也との約束を話す
自分の代わりにAが医者になろうとした事は、勝也のあの言葉を聞いて予想していたが
改めて聞き、豪炎寺の表情は険しくなる
豪炎寺「俺と約束したはずだ。もう孤独な戦いはしないと」
坂本「だが最初にその戦いを始めたのは、お前だろ」
豪炎寺「俺の代わりにお前が医者になって、俺が本当の喜ぶと思っていたのか」
坂本「ぬかりはない。お前は事情を知るはずがなかったからな。…今となっては全て無駄だが」
今後豪炎寺が自分の事情を知り、後ろめたさからサッカーをやめてしまう事がないように
Aはドイツに留学したら彼の前から一切の姿を消すつもりだったのだろう
それを察し、豪炎寺はキッとAを睨むが
ふと寂しさと悲しみを瞳に宿し
ドサッ
坂本「！」
坂本の後頭部と背に手を回し思い切り抱きしめた
その勢いで、２人の体はベッドに倒れ込む
坂本「修也…？」
豪炎寺「…もし、今後同じような事を考えてみろ…。俺は絶対にお前を許さない。
そしてどんな手を使ってもお前を見つけ出し、引きづってでも連れて帰る」
逃がさない、といわんばかりに抱きしめたまま言う豪炎寺の声は、かすかに震えていた
少し苦しさを感じながらも、Aは抵抗しようとはしない
豪炎寺「俺のサッカーを守りたいというのなら、その姿をずっと傍で見守っていろ。どこにも行くな。
……好きだ、A」
坂本「！」
初めて豪炎寺の口から聞いた、その想いに
Aは目を見開く
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琴葵(プロフ) - 面白すぎて一気にシリーズを見てしまいました！！！更新楽しみに待ってます！！！！！！！！ (2019年12月19日 13時) (
レス) id: b0ea0349a7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 初コメ失礼します！お話を読んでとても興奮しました！豪炎寺の事が大好きな私にとってこのお話はほんとに神です！これからも楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2019年12月3日 6時) (レス) id: f531a252e9 (このIDを非表示/違反報告)
娘娘(プロフ) - 失礼します！いつも「冷酷に、無情に」の更新楽しみにしてます！とうとう6章ですね！これからも頑張ってください！ (2019年11月30日 19時) (レス) id: c2f40fc0cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメミヤ♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2019年11月30日 19時
