第２１２話 不動明王 ページ6
坂本「鬼道、お前は気にかけていたな。なぜ響木さんが不動をスカウトしたのかを」
鬼道「あぁ」
坂本「あいつが執拗なまでに力を求めるのには、理由がある。
不動の父親は上司の失敗の責任を負わされ、不当に会社を辞めさせられた。
以来、借金取りに追われる毎日…あいつの家族は暗く沈んでいった」
『あなたは偉くなって人を見返しなさい』
父親と、父親を否定する母親を不動は歪んだ形で受け入れた
力を手に入れられなければ何もできない。
力を手に入れて上に上がる事が、自分を守る唯一の手段と不動は思い込んでる
その後、真・帝国学園を組織した影山に取り入ろうとしたが失敗に終わった。
坂本「だが、響木さんはあいつにサッカープレイヤーとしての才能を感じ、日本代表候補に選んだそうだ」
秋「そんな事が…」
鬼道「…礼を言う。少しアイツがわかってきた。
だが、それとこれとは別だ。あんなプレーをする不動を受け入れる事はできない」
坂本「もちろん、それはお前達次第だな」
鬼道「！」
一方フィールドでは、不動がシュートを打つが止められてしまう
秋「また一人でシュートまで…」
久遠「このままでは日本は間違いなく負ける。どうする？円堂」
円堂「…わかりません。俺にはこの試合をどう戦ったらいいのか…っ」
久遠「試合を見ていても答えはでない。今はチームを見るんだ」
円堂「！チームを…？」
久遠の言葉でジッとチームを見る円堂は、徐々になにかに気付き始める
そしてようやく分かったようで、ハッと顔をあげた
円堂「監督！！俺…俺は、世界と戦うために、自分を鍛える事ばかり考えていました。
そのせいで…大事な事を忘れていたんですね……みんなを…チームを見るって事を！！」
円堂の回答に、Aはフッと笑みを浮かべた
久遠「分かったのか円堂、自分のやるべき事が」
円堂「はい、監督！！俺…キャプテンなんですね…あいつらの」
久遠「なら行って来い円堂、あいつらを世界の舞台へ連れていってやれ…お前の力でな」
円堂「はい！！」
ピ―――ッ
久遠「選手交代！！立向居勇気に代わって円堂守！！」
とうとう決勝のフィールドに、円堂が立った
そして不動をチームとして嚙合わせるため、鬼道もフィールドへ
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琴葵(プロフ) - 面白すぎて一気にシリーズを見てしまいました！！！更新楽しみに待ってます！！！！！！！！ (2019年12月19日 13時) (
レス) id: b0ea0349a7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 初コメ失礼します！お話を読んでとても興奮しました！豪炎寺の事が大好きな私にとってこのお話はほんとに神です！これからも楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2019年12月3日 6時) (レス) id: f531a252e9 (このIDを非表示/違反報告)
娘娘(プロフ) - 失礼します！いつも「冷酷に、無情に」の更新楽しみにしてます！とうとう6章ですね！これからも頑張ってください！ (2019年11月30日 19時) (レス) id: c2f40fc0cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメミヤ♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2019年11月30日 19時
