第８４話 矛盾 ページ39
鬼道「坂本」
解散となり、次の目的地が決まるまではここに停泊するようで
ひとまずは解散となったが
マネージャーの手伝いでもしようかと、彼女らの下へ向かおうとしたAに、鬼道が声をかけた
鬼道「吹雪と風丸と、何を話していた？」
どこか、不機嫌そうな鬼道に
Aは首を傾げる
坂本「お前が不機嫌になるような事ではないのは確かだよ。
…あいつ等は、少し焦りすぎているようだったからな」
鬼道「…そういえば、あの２人はどこか様子がおかしかったな」
鬼道も、２人の様子には気付いていたようで
Aの言葉でそれは確信に変わったようだ
それも大事な事だが、鬼道が気になっていたのはそこではない
鬼道「頭を撫でる理由はあったか？」
坂本「さぁ」
だが思い返せば、幼き頃よく泣いていた自分を慰める時
豪炎寺はよく自分の頭を撫でてくれていた。
それがとても落ち着き、今も無意識に同じことをしてあげようとしていたのかもしれない。
Aに向ける視線が、徐々に自分と同じものに代わって行く吹雪
そして頭を撫でられ、頬を赤くしていた風丸
吹雪はもう確実としても、鬼道はこれ以上“ライバル”を増やしたくはなかった。
よく見ているからこそ、Aは選手達の状態に誰よりも早く気付く。
それが彼女の良いところであり、鬼道が惚れた理由の１つでもあるのだろう。
だがそれが故に、Aに惚れる男が増えるのではないかと
鬼道は心配していた。
Aがそういった“好意”を誰にも抱いていない事は分かっている。
だから早く想いを告げてしまいたい気持ちはあるが、それは今ではない。
Aを他の男に取られてしまう前に、自分のものにしたいと焦る気持ちが膨らんでいく中で
鬼道は自分が有利になるよう、順調に、慎重に行動しているのだ。
“天才ゲームメイカー”として、この勝負に負けるわけにはいかない
Aの魅力は、自分だけが知っていればいい。
だがAが褒められる事は、自分にとっても誇らしい。
矛盾した感情と焦りをポーカーフェイスに隠し、鬼道はいつもの不敵な笑みを浮かべた。
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アメミヤ♪(プロフ) - ミルク さん» 投稿する作品を作られる場合、パクリと思われない程度なら大丈夫ですよ〜！加減が難しいですね…（汗） (2020年11月2日 13時) (
レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク - アメミヤ♪さん» 作品を参考していいでしょうか？ (2020年10月28日 10時) (レス) id: 243dd4bfbb (このIDを非表示/違反報告)
アメミヤ♪(プロフ) - 碌無者さん» いえいえ！文字上のコミュニケーションなので難しいですよね（汗）ご指摘していただける事はとても有難い事なので、お気になさらないでください！応援ありがとうございます＾＾ (2019年11月13日 19時) (レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
碌無者(プロフ) - 並びに、先のコメントの文面が冷たい印象を与え、不快な思いをさせた可能性があることをお詫び申し上げます。 (2019年11月13日 19時) (レス) id: 0a4b7a6801 (このIDを非表示/違反報告)
碌無者(プロフ) - アメミヤ♪さん» 成程、理解しました。今後も見つけ次第ご連絡致します。 ストーリーの内容、私はとても好きです。夢主の今後の動きを楽しみにしております。更新頑張って下さいませ。 (2019年11月13日 19時) (レス) id: 0a4b7a6801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメミヤ♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2019年9月14日 19時
