【黒バス】 青 春 謳 歌 【短編集】

＊ 弁解の余地 ＊ 今吉翔一 ページ15

貴方side




『……………………いい加減どいてくれません？』




今「彼氏サンに対する態度がなっとらんな〜、休日ぐらい良いんちゃう？」





あっさりと言われましても、足が痺れるんですよ。

膝枕って結構キツイんだぞ。


困った彼氏さんだ。



顔を横に傾けて私の腹部に擦り寄る今吉先輩。

眼鏡潰れますよ。



呆れて物も言えずにいると、今吉先輩は突然何か思い出したように起き上がる。


ただならぬ雰囲気を感じて硬直。


先輩がこちらを振り向いて、気づいた時には床に組み敷かれていた。





今「そういえば、他学年のヤツに告られた聞いてんねんけど、………勿論断ったんやろーな？」





『…………ど、どこでそれを…………！』




マル秘情報なのに…………！



告られることだけでも先輩怒るのに、流れ的に断れなかったって事が分かったら、私の生命どうなるだろう…………………………！



考えただけでもサーッと血の気が引いていく。








今「………………その顔、断ってないんか」


『ﾋｯ そ、そんなこと、は…………！』





目を合わせないように、必死で顔を背ける。


しかし、そんな私の努力が仇になり、がら空きの耳をカプリと甘噛みされた。


そのまま耳元で囁かれる。




今「ホント悪いやっちゃなあ…………躾たろか？」




さらっと言っていいことじゃない。





今「オレになら何されてもええんやろ？」




裁判長、弁解の場を設けたいです。



「俺になら何されてもいーだろ」的な思考はいけません。






でも、色気のある先輩を前にしていたので、「流れ」で断れませんでした。




ー * ー * ー

関西弁が分からんどす〜←

＊ ゲーム ＊ 高尾和成→←＊ 遊園地 ＊ 桜井良

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す