お茶会で * 鉄 ページ35
. * ゜ 楓様リク♪ ゜* .
事故の逆verです!
貴方side
『相変わらず有栖院家のお茶は美味しいね♪』
鉄「そーなのか…‥‥?」
首をかしげながら、ぎこちなく紅茶を口に運ぶ鉄。
リリィが紅茶好きな私のために、お茶会を開いてくれたのだ。
ヒューは蝙蝠姿のところをリリィの下位吸血鬼たちに捕まって、お茶会が始まってから延々に遊ばれてる。
微笑ましいなぁ…‥‥と思いながら私も鉄と同じように、ティーカップに口をつけた。
そんな平和な部屋へ、茶菓子を持ってきてくれた御園が入ってきた。
私が運ぶのを手伝おうとして、御園の元にかけよると、悪いタイミングで御園が床のつみきに躓く。
当然運動神経の悪い御園は、体勢を整えることもできず、かけよった私のもとへ倒れこんできた。
茶菓子を床に散乱させ、私より背の低い御園は私に抱き止められる。
はっ、とした御園は勢いよく後ろに退きまたしりもちをつく。
…‥‥…‥‥大丈夫…‥‥…‥‥?
リ「おやおや…‥‥…‥‥クスリ 御園とAさんは座っていていいですよ♪あとは私がやっておきますから」
部屋に入ってきたリリィは有無を言わさずにそう言って、茶菓子を慣れた手つきで片付け、部屋を出ていく。
リリィのお言葉に甘え、私は席に戻って紅茶を一口飲んだ。
御園もまだ赤い顔だったが、席につく。
…‥‥…‥‥次見たときには下位吸血鬼に本読みをせがまれていたが。
鉄「…‥‥…‥‥…‥‥…‥‥ムスッ」
ー * ー * ー
『お茶会楽しかったね〜♪』
日が沈み始めた頃、有栖院家の館をあとにした私達は肩を並べて歩いていた。
ヒューはというと、疲れちゃったのか鉄が背負ってる棺桶のなかでダウン。
鉄の横顔をふと見れば、何故か猛烈に不機嫌顔。
不思議そうな私に気づいた鉄は、ぎゅ、と私の手を握った。
鉄「Aが誰かに触れられんの、嫌だった」
チビを受け止めたとき、と加える鉄。
…‥‥…‥‥…‥‥嫉妬…‥‥…‥‥…‥‥?
鈍感で天然なあの鉄が、嫉妬してくれた!←
『ありがとうっ、鉄!!』
鉄「…‥‥…‥…‥‥…‥‥‥おー‥‥?」
また首をかしげた鉄に笑みを溢しながら、
繋がった手に力を強くこめた。
ー * ー * ー
鉄天使…‥‥…‥‥っ!
あ、違う、天使はリヒたんだ。納得。←
修正承ります!
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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カナト - 完結おめでとう! 我からの 一言ベルキアは我の嫁に来るのです! 続編 見たかったなぁ〜だってベルの出る回数が少ないんだよ〜 (2018年5月14日 23時) (レス) id: a4e8c73476 (このIDを非表示/違反報告)
華の幽霊《sgsyu》(プロフ) - 完結おめでとうございますっ!!新作が知っている作品の短編集で助かりましたっ!!!さぁ見て来ます!!また会いましょう! (2017年4月15日 8時) (レス) id: db4eb032b8 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - 続編続編続編続編! (2017年4月15日 0時) (レス) id: 13e75e7f80 (このIDを非表示/違反報告)
サラ - 完結おめでとうございます!!百羅狗さんの書くサーヴァンプのお話、全部面白かったです(*´-`)新作の黒バスも見てみます!お疲れ様でした!ヽ(o´3`o)ノ (2017年4月14日 23時) (レス) id: 51caed5aa2 (このIDを非表示/違反報告)
華の幽霊《sgsyu》(プロフ) - 続編…ッ。見たかった人生だった…(白目) はい、ごめんなさい真面目に希望します。続編希望です!え、無理、ですか?うわぁぁぁぁぁぁ(号泣) (2017年4月10日 11時) (レス) id: db4eb032b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:百羅狗 | 作成日時:2017年3月4日 15時