吸血鬼たちと戯れませんか？【SERVAMP】【短編集】

チョコ企画 *　御園 ページ31

. * °華の幽霊«sgsyu»様リク♪° * .

貴方side



只今、有栖院家にて読書中。


しかし、まったくといっていいほど集中できない。

なぜかというと、下位吸血鬼にかこまれている御園が、ちらちらとこちらを見てくるからです。

↑この言い方、懐かしくないですか？
私的には懐かしい………


…………かわいいけども。


ちゃんとカバンの中にあるけど、下位吸血鬼ちゃんたちの前では恥ずかしい。



『御園ー、御園の部屋行きたい』



園「ぼ、僕の部屋、か？別にいいが………」



読んでいた本を机の上において、下位吸血鬼ちゃんたちに別れを告げる。

すると、ユリーとマリーがこそこそと近づいてきた。



ユ「チョコ、持ってきたでしょー？」


マ「御園にあげてあげてねー」



天使のような言葉を言って、さー、と離れていく双子ちゃん。

リリィ、いい子を連れてきたね。



園「おいA、行くぞ ﾑｽｯ」



『あ、はいはーい』



ー * ー * ー



御園の部屋に来たけど、なかなか渡せずに気まずい空気が流れる。


とくに御園から、そわそわとイライラの二つのオーラが見える。



『み、御園〜………』



園「ｷｯ なんだ」



『ひぃっ……！あ、のぅ、なんか怒ってます〜………？』



勇気を出して恐る恐る聞いてみれば、キツく睨まれた。


な、なんで怒ってるのぉ………？



園「貴様、リリィには来てからすぐに渡したそうだな」



『えっ？あぁ……！』



私がユリー&マリーと話しているとき、別の下位吸血鬼から聞いたらしい。


確かに来てからすぐにリリィにはチョコ渡した。

だって、これから出かけるって言っていたから先に……………


ということを説明すれば、ｶｯと効果音がつきそうなほど顔を赤くする御園。



園「き、貴様ｧ！///な、なな、なぜそれを先に言わない………っ！////」



『ｸｽﾘ ……………はい、どーぞ。リリィのは義理。御園のは本命チョコレートね？』



和やかな雰囲気になったので、隙をついて御園にチョコを押しつける。


御園はビックリしながら受け取って、次第にゆっくりと顔を背けていく。


耳が真っ赤だよ、御園。



『来年もよろしくね！』



園「来年だけじゃなくて…………………永遠にな…………っ！！//////」



『っ！////////』



不意打ちは、ずるい。



第二弾で御園っ！
いかがでしたか！？

チョコ企画 *　真昼→← チョコ企画 *　クロ

• 金　運: ★☆☆☆☆
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ラッキーアイテム

御国のアベル　御国の目線が怖い

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