吸血鬼たちと戯れませんか？【SERVAMP】【短編集】

義兄妹 *　桜哉 ページ24

. * °サラ様リクエスト♪° * .

貴方side


椿「A〜、ダッツ食べない〜？」



ベ「えッ、つばきゅん、ボクにもあるでしョ！？ボクも食べるゥ！」


『私も食べる！お兄ちゃんも食べる？』



窓際にいるお兄ちゃんに声をかければ…………窓際にいなかった。

すると、隣からふわりとお馴染みの香り。



桜「ん、もちろん」



椿「ぶー、何で桜哉もいるの〜？」



桜「なんか文句でも………？ｷﾞﾘｷﾞﾘｨｨ」



………お兄ちゃんが握り潰そうとしているのは、黒い狐の人形。

つばきゅんは冷や汗をかいて、ダッツを取りに行ってくれた。

恐れをなしたベルも、そそくさと後に続く。


二人ががいなくなった瞬間、それいいことに、お兄ちゃんが頬にキス。



桜「頬、柔らかいな、A……」



『つばきゅんに怒られるよ、お兄ちゃん』



桜「椿さんが居なければいいのか？」



呆れ顔をすれば、お兄ちゃんはニヤリと笑う。

耳元でこう言ってきた。



＿＿＿＿＿今日一緒に寝ような＿＿＿＿＿



みなさん、お忘れじゃあないですよね？

義兄妹です。



ー * ー * ー
夜、お兄ちゃんの部屋に行けば早々と手を引かれてベットの奥に座らされる。


お兄ちゃんは満足気な微笑みを浮かべて、隣に座った。



桜「久しぶりだな、一緒に寝んの」



『だね。なんか、懐かしい感じで落ち着く…………』



互いにつばきゅんに吸血鬼にしてもらった。


つばきゅんに感謝！
こんなにカッコいいお兄ちゃんと、おんなじ種族だなんて！

それに、今は同じベット………！！



桜「顔緩んでる…………期待とか、してないだろ……？」



微笑みが妖しい笑みに変わって、顔をぐいっと近づけてくるお兄ちゃん。



『別に……っ！？わ、私、寝るもん！』



布団の中に潜り込んで、熱くなった顔を隠す。
お兄ちゃんも、明かりを消して私の隣でもぞもぞと動いた。

自然に密着状態になり、胸の鼓動が速くなるのが自分でも分かる。


兄でも、相手は異性。
それも、本当は血が繋がっていない。

いくらでも相手として見れた。


でも、何かがそれを絶対に許さない。


…………いっそ、ぜーんぶ伝えちゃいたい。

今夜も彼女はため息をついた。


桜(絶対にあのあh……椿さんに渡さない………)


彼はまた闘争心を燃やす。



狙う彼と逃げる彼女。

勝敗はどちらの手に？

.。・*.。・*
サラ様、いかがでしたでしょうか！
直してほしいところがありましたら、お気軽にお申し付けください！

観覧車 *　リヒト→← 反則 *　ジェジェ

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