9.(望との過去) ページ9
中学の頃はメガネもかけないで髪も少しはアレンジしてた。
なんかそれも楽しくて。
授業も終わったし帰るか、って思って望を呼んでも
望がいなかった
<小瀧くん探してるのぉ??>
喋り方独特やなこいつ
「うん、知らん?」
<小瀧くんならぁ体育館倉庫で体育委員の仕事してるよぉ>
「ん、ありがと!!」
ガラッ
「こたき?」
体育館倉庫を除くと男が3人背を向けて座ってたから
小瀧と、ほかの友達かと思って男のいる方まで行った
ガラッ
やばいっ
って思った時にはもう遅くて
扉を完璧に締められ、知らん男と3人きり
これは、やばいやつ。
<Aちゃぁん怖がらないでねぇ>
<俺らも、やりたくてやってる訳やないから>
<そ、そ。あの女どもがこれやったら金くれるって言っててよ>
喋り方オネエやん
金で男が釣られてどうすんねん
バサッ
気づいたら私の後ろに授業用のマットが置いてあって
押し倒された
2人が私の上と下で足と手を押え
1人が私の上にまたがり服をぬがしてきた
女ひとりの力じゃ男3人の力には到底勝てなかった
怖くて、怖くて。
本当に怖い時って声が出ないんやね
こうなったのも、私が望と仲良くしてせいなんやな
女子って、怖いな
結局最後までヤラれて
私の顔は涙でぐちゃぐちゃになり
体育館倉庫から出してもらった。
出ると、さっきの女たちが来て
<このこと、小瀧に言ったらどうなるか分かってるよね??>
<それと、今後小瀧くんに近づかないで>
言い返す体力もなくて
体が震えて自分でも驚いた
「うん」
声が掠れて、やっと出た言葉
帰りは何も考えずに帰った。
〜
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作者名:理 | 作成日時:2019年5月28日 22時