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荼毘「そろそろ帰んねーと、親に心配されんぞ」
『うん……でも、帰りたくない』
荼毘「おまえ、そんな我儘言う奴だっけ」
『荼毘がまた会ってくれるって約束してくれたら、帰ってもいいけど』
こんな事言われて、困るに決まってる。
それに荼毘にとって私なんかどうでもいい。そんなどうでもいい奴からのまた会いたい、なんて言葉はそれ以上にどうでもいいはず。
それなのに。
荼毘「わかったから、早く帰れ」
私の頭に手を乗せ、撫でてくれる。きっと今は夜だから、顔が赤くてもバレないんだと思う。
『ありがとう』
言われた通り、私は家に帰った。母さんはかなり心配してたけど、明日が不安だったんだよね。なんて声をかけてくれた。
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無事に入試も終わり、1週間が経過していた。
母「A！封筒！」
『封筒？』
母「雄英から！届いてるよ！」
合否の通知だ。それを母さんから受け取り、部屋に入った。
封筒を開ければ変な機会が入っていて、そこからオールマイトが出てきたものだからビックリした。私の一番の憧れの人。
………合格だった。
すごく嬉しい。努力が実ったんだって。
だけど、ほんの少しだけ。いっそのこと落ちてればいいのに、って。ほんとちょっとだけど、思っちゃった。
そうすれば、立場を気にせずまた荼毘に会うことができると思ったからだ。
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螺羽(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！更新遅めですがこれからもよろしくお願いします( ；__； ) (2020年5月29日 14時) (
レス) id: 60b05ae049 (このIDを非表示/違反報告)
螺羽(プロフ) - 智香さん» そんなこと言って貰えて嬉しいです( ；__； ) (2020年5月29日 14時) (レス) id: 60b05ae049 (このIDを非表示/違反報告)
螺羽(プロフ) - ぱいんさん» 嬉しいですありがとうございます( ；__； ) (2020年5月29日 14時) (レス) id: 60b05ae049 (このIDを非表示/違反報告)
螺羽(プロフ) - あいなさん» 読みやすいだなんてありがとうございます( ；__； ) (2020年5月29日 14時) (レス) id: 60b05ae049 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - この作品めっちゃ好きです！！更新頑張ってください！！ (2020年5月7日 9時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：螺羽 | 作成日時：2020年2月25日 23時
