第8話 ページ9
コ「‥まあ熱心なやつならそういうこともあるんじゃねえの」
A「‥だけど
そいつが勧誘を受けたのは恐らく大学の前で勧誘が始まった
今から三週間の間だけなんだ
三週間でそこまではまるなんて、異常だと思わないか?」
コナンが顎に手を当て考えだす
A「あと数人いたからわかる範囲で話を聞いたんだが
数人情緒不安定なやつと熱心なやつがいたかな
だけど、全員本物の神をみたって」
コ「なにかひっかかってるっていう顔だな」
そんな顔をしていただろうか
だが、その推測は当たっている
A「‥違うんだ
全員が言った本物の神が」
コ「どういうことだ?」
A「さっき言った俺の肩を掴んだ奴は
どっしりとしていて、髪は短く、ひげを生やした
威光を放っているような男が、自分の悩みを解決してくれたと…
だけど、ある女性がみた神とやらは
しおらしい女性で、髪は長く、つややかで美しい。
包容力があり、自分の悩みを全て受け止めてくれたと」
コ「‥別人どころじゃねえぞ」
A「全員が言っている神が違うんだ
そりゃ、日本なら八百万の神とかいうかもしれないけど
不自然すぎだろ」
コ「‥なんだか、嫌な予感がするな」
俺はそれに頷く。
怪しいだろう、確実に。
それに使徒たちに話を聞いたときから
ただ事ではない事が伝わってくるのだ。
コ「解決してやろうぜ、俺達で
この怪事件を」
そういって俺とコナン君はアイスコーヒーを飲み干し
席を立った
その時、すれ違いざまに透さんが声をかけてきたのだが
コナン君には聞かれてなかっただろうか。
透さんにも、さっきの話は聞かれてなかっただろうか
不安は生まれたが、それでも俺は前に進んだ。
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作者名:香 | 作成日時:2018年6月10日 8時