第10話 ページ11
安室「‥どうかした?」
俺の熱意に気が付いたのか透さんが尋ねてくる
A「‥直球にぶつけますが
最近、怪しいカルトに目をつけてたりしませんか」
安室「‥さあ、なんのことかな」
A「ある新教宗教の話です
最近じわじわと根を広げているみたいですけど
急速に」
透さんの顔から笑みが消えた
A「透さんたちが知らないわけないですよね
なんせそこがやってることはこの国の秩序を乱す恐れが十分にある
もう部下を潜入でもさせましたか?」
透さんは何も答えない
だが、その沈黙が答えだろう
A「‥もうなんにも答えてくれないならいいです」
ふい、とそっぽを向く
これ以上はなにも話すつもりはもちろんない
俺だって自分の働きをただで差し出すほど心が広くないのだ
安室「確かに、最近ある新教宗教には目を付けている
だが、調べる限り異常な信仰心以外におかしな所がみつからない、と
報告を受けた。
元々不安定なものが多かったために、引き入れやすかったのではないかと」
A「それ、本気にしてんのか!?」
そっぽを向いていたが思わず透さんの方を向いてしまう
目が合った
安室「‥いや、まだ完全に信じたわけじゃない
部下にはまだ潜入を続けてもらっている
少し、場所を変えよう」
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作者名:香 | 作成日時:2018年6月10日 8時