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第37話 ページ37

いづみ「だってそのアニメすっごく好きになっちゃったし

それに、そこに本物がいるし‥」

A「普通の劇をやるっていう選択肢は?」

いづみ「だってそこに本物がいるし」

A「衣装を着なくても‥」

いづみ「こだわりたい」

これは、譲ってくれないだろうな

A「ちょっぱやで終わらせよう」

いづみ「やった!

じゃあ着替え終わったらここで集合ね」

そういうと姉さんはスキップをしながら移動していく

どうせ、すぐ飽きて終わるんだろう。

あー、でも恥ずかしいなあ。

コスプレして演じるとかもう、ほんっと

勘弁してほしい。



――――――――――――‥

いづみ「どう?似合う?」

A「普通」

いづみ「あんた最悪」

そんな事言われても、可でも不可でもないんだからしょうがない

A「それで、どこの場面やりたいの

あとセリフは?」

いづみ「え、っと

ここの場面が好きで」

俺セリフなんて覚えてないぞ、天才じゃあるまいし

いづみ「ここをちょっとやってくれたら

皆が帰ってくる前に着替えちゃおう」

A「セリフ多いんですけど」

ジー、と見つめるがすぐには覚えきれない

A「ちょっと覚える時間ほしい」

いづみ「んー、わかった

じゃあ私はセリフの確認してるね」

そういうと俺から離れてブツブツと何かをつぶやき始める姉さん

苦笑してから台本に視線を戻した


いづみ「あんた、あの子の事好きなんじゃないの」

二人で向かい合い、シンとした室内で

突き刺さるような空気。

A「‥それを君に言ってどうなるっていうんだ」

いづみ「あいつに取られていいって言うの!?

そんなの、」

A「君だって俺の事が好きなのに

応援なんてしちゃっていいわけ?」

その言葉に息を飲む音が聞こえ

ガチャ

扉が開く音がし、俺達は視線だけをそちらに向け

完全に動きが止まった。

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MMのだ - いつも楽しませてもらっています。第39、40話がとても気になるのですが更新していただけないでしょうか?続きが気になって夜しか寝れません!← 失礼いたしました。更新楽しみにしています。 (2017年9月18日 23時) (レス) id: 2b240d62c7 (このIDを非表示/違反報告)
はるる(・o・)(プロフ) - しももんさん» ありがとうございます!間違えてますね、訂正しときます‥!これからもこの小説を宜しくお願いします! (2017年4月8日 9時) (レス) id: bd767addfd (このIDを非表示/違反報告)
しももん(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!あと、32話目での[至と綴の部屋]が気になったのですが本家では至さんは一人部屋で綴は真澄と同室設定になっていますよ。 (2017年4月4日 2時) (レス) id: 273d3a4be4 (このIDを非表示/違反報告)
はるる(・o・)(プロフ) - あおいさん» リクエストありがとうございます!少し遅くなってしまうかもしれませんが、書かせていただきますね! (2017年3月27日 20時) (レス) id: bd767addfd (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 至さん驚かしにいったの面白かったです!そこの至さん視点が機会があったら見たいです! (2017年3月26日 10時) (レス) id: 0f86d69ecd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はるる(・o・) | 作成日時:2017年3月16日 22時

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