もう君には。【sm】

第4話 ページ4

you side

何もしたくない。

そんなことを毎日思いながらも、ひたすら勉強をするだけの日々が続いた。


…久しぶりにtwitter開こうかな。

twitterでは、結構フォロワーがいた。

もう…2週間ぐらい経ってるのかな。


心配させたくないし…twitterを開こう。

私の話を聞いてくれる優しい人がいますように…


『わ…』

通知は20件を超え、その多くが"大丈夫？"といった内容だった。

フォロワーの皆、優しいな…



ネットは充実してて…優しい人ばっかりなのに。

現実はほんとダメだなぁ…


そう思い、自嘲気味に笑った。


…さすがに全員に返信するのは無理かな。

…皆に向けて、ツイートした方がよさそう。



しいな ＠s___

何も言わず、2週間も浮上出来ていなくてごめんなさい。
最近、嫌なことが多くて…
何もする気になれませんでした。
これからまた浮上していきます。



これでいいかな。

私の話、聞いてくれるといいんだけどな…


同情するだけかもしれないけどさ…私は辛かったから…

と微かな希望を持ち、時が過ぎるのを待つ。



れな ＠k___

そうだったんだ…
自分のペースで良いよ。いつまでも待ってるから。
何かあったなら、私に言っていいよ。


私が大好きな子からの返信。返信も彼女が1番速い。さすがだな。なんて思いながら。

ほんと優しいな…どうやったらこんな言葉が出てくるんだろう…


…この子なら。信頼してる。この前のことを話そうかな。



しいな ＠s___

ありがとう。DMいっていいかな？


れな ＠k___

いいよー



良かった。

…なんて説明しようかな。

一安心……だが、どうやらまた考えなければいけないみたいだ。


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