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そしてなんとか立ち直れた。
だけどそれは、虚しくてカルマ先生と帰ってきた日のことだった。
業「なんか梨絵宛に手紙来てるけど?また。」
梨絵「え?ちょうだい?」
カルマ先生から手紙を受け取った。
中身を見るとそこには、大量の写真があった。
どれもすべて私が写っていた。
着替えをしている時とかカルマ先生と話している時やずっと前のものだろう私が電車で実家へ遊びに行く時に電車に乗っているところなどを撮られていてカルマ先生の写っている写真は顔が切り抜かれていた。
酷い。ずっと前から目をつけていたなんて。
業「…なにこれ。前からストーカーでもやってたんだ。」
梨絵「……」
業「男なら捨てればいいけど。梨絵大丈夫。俺が守るから。」
カルマ先生が抱き締めてくれるけどいつもは温かく感じるのに今は冷たく感じた。
私の頬から生暖かいモノが頬に滴り落ちた。
呼吸が乱れる。もう嫌。
立ち直ったばかりなのにどうしてこんな目に。
業「大丈夫。犯人が捕まるまで頑張って。負けたら相手の思う壷だよ。俺がいるよ。」
慰めてくれているけどこればかりは、簡単に立ち直れなさそうだ。
前を向いちゃいけないのだろうか。
業「最善の策があるんだけど実践していい?」
梨絵「へ?」
業「梨絵が俺を信じてくれればの話だけど。聞く?」
梨絵「なに?最善の策って。」
業「まず梨絵が外に一人で歩くんだよ。俺は、その様子を遠くで見てる。そして変なやつが梨絵に近寄ったら俺が捕まえる。」
怖い。
だけど早く捕まってほしい。
こればかりは、本当に真剣だ。
カルマ先生を信用してないとできないのは、本当だ。
でもカルマ先生は、守るといったら必ず守ってくれる。
私に言った言葉は、必ず守ってくれていた。
梨絵「カルマのこと……信じてる」
業「早速実践しようか。ほら、大丈夫。」
私から流れ出た涙をカルマ先生が指で優しく拭き取ってくれた。
私は、立ち上がって靴を履いて家を出た。
そして普通に歩いた。
カルマ先生を信じてるから堂々と歩ける。
その時だった。
歩き始めてから10分後に手首を掴まれた。
振り返ると見知った顔があった。
梨絵「真司くん!?どうしたの?」
真司「写真を送られても家を焼き払われたり親を殺されたりしても平気なんだ〜。」
もしかして全部真司くんが!?
私は、恐怖で膝がガクガクになった。
その時にカルマ先生が来て真司くんを取り押さえた。
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征輝(プロフ) - 優花さん» それで合ってます!意味は、ネタバレになるのでやめておきますがほぼ、無意識に被りました。 (2017年10月18日 5時) (レス) id: bd299d80b3 (このIDを非表示/違反報告)
優花 - えと、茅野カエデちゃんと被ってます、、、被ってるから何だって思うかもしれませんが、一応、、、本編まだ読んで無いので、書いてあったらすみません、、、汗 (2017年10月18日 0時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
優花 - あの、今更ですが、金宮カエデさんで合ってますよね? (2017年10月18日 0時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
征輝(プロフ) - カルマLove☆さん» ありがとうございます!紹介をさせていただきます! (2017年10月13日 5時) (レス) id: bd299d80b3 (このIDを非表示/違反報告)
カルマLove☆(プロフ) - こんにちは!面白いです!夢主描いてみました。煮るなり焼くなりお好きにお願いします(笑)URL (image:http://uranai.nosv.org/uploader/common/e/c/2/ec253a3457c71a2c013a1e60ef7dc443.jpg) (2017年10月13日 0時) (レス) id: 71de34bc9e (このIDを非表示/違反報告)
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