忌み子少女

忌み子８ ページ9

校舎へ戻るとカルマが。

業「有美子〜。」

磯貝「(グイッ！)」

腕を引かれると磯貝の腕の中にいた。

貴方｢磯貝？」

業「磯貝ってそういうこと？」

なんかこの二人から圧力を感じる。
触れてはいけない圧力を。
私は、磯貝を見つめた。
磯貝は、私の視線に気づいて私を見た後に赤くして逸らした。
顔を見せてない私なのに。

業「磯貝に有美子はあげないから。」

貴方｢え。」

磯貝「俺もやるつもりはないよ。」

なんのこと？
あげないってなに？
今は、逃げよう。
そう思って磯貝から脱け出してカエデのところへ行った。

茅野「有美子、モテモテだね。」

貴方｢どういうこと？」

私は、モテるとかそんなの知らない。
意味が分からない。

茅野「まぁそのうちに分かるよ。」

渚「有美子は、危なっかしいから。」

奥田「でも。そこがいいんじゃないんですか？」

杉野「そうそう！」

私は、少し分からないから頭に？が浮かんでいる。
カルマと磯貝を見るとまだ揉めてる。

業「有美子は、俺がもらうから。」

磯貝「いや、俺だ。俺が有美子をもらう。」

業「なにいってんの？俺と有美子同居してるし。」

貴方｢アンタらもういいよ。喧嘩するなら渚のとこに行くから。」

業「え。ダメぇ〜。」

磯貝「ダメだ。」

貴方｢チッ！」

そしてカルマと磯貝は、私の腕を掴んで引っ張り合いを始めた。
痛いって！

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