忌み子少女

忌み子１６ ページ18

次の日にカルマの近くじゃなくて磯貝の近くにいた。

磯貝「有美子。大丈夫か？」

貴方「大丈夫。少しだけでいいから甘えさせて。」

業「俺なんて昨日有美子を抱きしめて寝たし！」

渚「カルマくん、意地はってる。」

校庭に出て一緒に話し合った。
あと５日で７月になる。

貴方「もし、私が死んだらみんなはどうなる？」

磯貝「悲しむよ。俺とカルマと茅野なんて特にな。茅野なんてお前と仲良くしたがってたんだ。茅野と仲良くしてやれ。女同士だし、甘い物好きだろ？分かち合えると思うんだよ。」

貴方「そうだな。カルマと磯貝以外と言ったら前原と渚だし、カエデとも仲良くしてあげるか。仲間だし。」

磯貝「その発言はやめろよ？ツンデレなのが分かるけどお願いしてみろ。素直になって助けてって言った時みたいに。俺に甘えさせてって言った時みたいに。」

貴方「分かってる。」

そうだよ。私は、忌み子。
幸せを求めてはいけない子供。
親の愛情
友達との友情
仲間への信頼
すべてがなかったこの１５年間。
それが今、親の愛情以外伝わっている。
ここに来て正解だった。

磯貝「行ってこいよ。茅野の所。」

貴方「今日は、自信持てないから明日にする。」

磯貝「今日は、俺に甘えるってことか。」

貴方「うん。」

優しく磯貝は、抱きしめてくれた。
本当に温かいね。

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