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………あ、焦凍が誰かに電話掛けた
え、そのままテーブルに伏せて置いた
え、何で？
焦「なぁ、聞きてぇんだが…
“仕事”ってヒーロー活動の事か？」
ソーユーコトか
『仕事と言えば仕事かなぁ』
焦「詳しくは教えてくれねぇのか？」
『うん。ごめんねー』
焦「何でだ？俺“たち”は知りたい」
『まだ知らなくて良い』
焦「何で教えらんねぇんだ？」
『君達は知らなくて良いから』
焦「だから、その“知らなくて良い理由”を教えてくれ」
『知らなくていい。それだけ』
知りたいのは分かる
けどさ
秘密は誰しもあるもんだよ？
焦「……そうか
…Aは、良いよな」
『何が？』
焦「何にも“してねぇ”のに首席だったり、テストで1位取ったり、ヒーローになれたりしてんだもんな」
『…………は？』
やば。思ったより低い声出た
─────
焦凍side
Aに一緒にご飯食べない？って誘われた
元々Aを誘うつもりだったから了承した
─
世間話してる時にクラスのやつらがこっちを見てる事に気づいた
……皆気になってんだな
Aの目を盗んで静かに緑谷に電話をかける
皆が気になってる事をAに聞く
でも、Aは知らなくて良いって言う
何度聞いても『知らなくて良い』
秘密は誰しもあるもんだと思う
だけど、Aのことになると俺は…
俺は何でも知りたい
不意に口から言葉が零れた
「…Aは、良いよな」
親父から訓練つけられなくて
強固性で
頭よくて
可愛くて
かっこよくて
轟家の最高傑作で
“何もしてねぇくせに”
「何にも“してねぇ”のに首席だったり、テストで1位取ったり、ヒーローになれたりしてんだもんな」
違う、思ってない
“不意に”零れたんだ
でも、とめられなくて
言い終わって気づいた
違ぇ、Aが傷つく事を言いたいんじゃねぇ…
『は？』
低い声が食堂に響いた
食堂に居る人がこっちに注目した
──────
no-side
『何もしてねぇ？
え、それ、うちが努力してねぇとでも言いてぇの？』
いつもより低い声
誰かが、Aを怒らせたのは声を聞けば分かるだろう
そう、“目”じゃない
“耳”で分かる
“目”で見ると
彼女は無表情
綺麗な瞳は漆黒。光すらも飲み込む黒
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焔(プロフ) - リィさん» あ！！！それだ！！！アレにしようかしら！？！！(します) (2021年11月1日 18時) (
レス) id: 5807d3d23e (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - 書き忘れ〜代案と言っちゃなんだけど虹彩認証にしてはいかがですか？目の中のアレですアレ！（どれ） (2021年11月1日 17時) (レス) @page8 id: 3d8772a864 (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - 声認証はやめたほうがいいと思う…風邪引いたらもうアウト…めちゃ面白くて大好きです！結構楽しみにして待ってます！！！更新頑張ってください！ (2021年11月1日 17時) (レス) @page8 id: 3d8772a864 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焔 | 作成日時：2021年10月29日 12時
