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好きって言って(藤井×宇野) ページ7

藤井side

俺の恋人は、好きって言ってくれない。

某音楽番組で共演したとき、あまりの美人な姿に一目惚れした俺が孟アタックして5ヶ月。

やっと付き合えた彼女。

その人の名前は、AAAの宇野実彩子。

俺の可愛い可愛い自慢の彼女。

抱き締めたり、キスをしたり、デートしたり。

恋人らしいことは全部した。

でも、彼女から「好き」って言葉を一回も聞いたことがない。

何回も言わせようとしたことだってある。

だけど、一回も「好き」って言ってくれない。

藤井「実彩子。」

俺は、ソファでパソコンを弄ってる実彩子を、後ろから抱きしめながら呼ぶ。

宇野「んー?なーに。」

すると実彩子は、パソコンをいじる手を止めずに答える。

俺は、そんな実彩子に不貞腐れながらも、実彩子の背中に顔を埋めて言った。

藤井「好き。」

宇野「…………うん。」

実彩子は、俺が好きって言っても、返事は「うん」の一言だけ。

でも、視線を少し上に向ければ実彩子の耳が赤いのが分かる。

好きっていう気持ちは一緒。その事を嬉しく思いながらも、俺はある一言が聞きたい。

藤井「実彩子は?」

宇野「私も。」

藤井「んーー。」

ダメだ。絶対言ってくれん。

何度、「実彩子は?俺のこと好き?」って聞いても、「流星と同じ気持ちだよ」とだけ言う。

俺が求めてる言葉はそれじゃない。

もっと、短くて。でも、愛が詰まってる言葉。

藤井「なぁ、実彩子。」

宇野「どうしたの?」

藤井「好きって言って。」

痺れを切らした俺が、直接お願いすると、今まで止まらなかった手がピタッと止まる。

宇野「…………………。」

あれ。どうしたんやろ。

全然動かん。

藤井「実彩子?」

あれから、数分。微動だにしない実彩子を心配して、再度声をかける。

宇野「……あっごめん。ボーッとしちゃった。」

藤井「なあ実彩子。好きって言って?」

もう1回俺がお願いすればまた動きが止まる。

なんだこれ。面白い。おもちゃみたい。

宇野「………………流星。」

藤井「ん?なに?」

宇野「…………あっあの。」

藤井「……うん。」

照れてる。めちゃくちゃ照れてる。

耳がさっきよりも真っ赤。

宇野「……好きだよ。」

そう言うと、逃げるように俺の腕から抜けて部屋に籠っていった。

なんっや、あれ……。

藤井「可愛すぎるやろ………。」

そう言いながらソファに寝転びながら悶える。

そうだ。部屋から戻ってきたらもう一回実彩子に言おう。

藤井「なぁ。好きって言って。」

完全なる作者の趣味で書いた推しcpへの質問(学パロ)→←続きの続きの続きの続きの続き



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作者名:桜吹雪が舞う季節に躍り狂うワンちゃん | 作成日時:2021年3月12日 18時

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