１５６話 【密か】じゃねぇじゃん ページ31
合図と共にテストペーパーに書かれた質問に目を通した生徒は全員唖然とした事だろう。ロックハートの好きな色は何か、密かな大望は何かと言った様な、彼に関する事柄についての質問が５４つも続いていた。俺も頬の筋肉が引き攣り、再び鳥肌が立っていた
ユ(密かな大望をテストの問題にした時点で【密か】じゃねぇじゃん)
心の中でそう突っ込みを入れて、俺は机に突っ伏した。最初からこんな下らないテストに取り組む気など無かった俺は白紙のまま提出した。これでアイツから反感を買えれば幸いだとすら思った。しかし、３０分後に回収した答案を見ながらロックハートが口にしたのは俺も予想しなかった言葉だった＿＿
ロッ「Ms.ハーマイオニー・グレンジャーは満点ですね！全く素晴らしい！グリフィンドールに１０点あげましょう！・・・そして、Ms.A・レジスタンスは白紙という何とも大胆な行動に出ましたね」
誰もが本のバリケードの奥で不愉快そうにしている俺を見た。その表情に生徒達はビクビクしていたが、ロックハートは相変わらず何も感じていなかった。それどころか笑顔でこう言った
ロッ「しかし、私は彼女から減点などしませんよ。何故なら私には彼女の真意がちゃんと分かっているからです。彼女は答える必要が無いと感じたのでしょう、此処に書かれている質問は知っていて当たり前の事だと思った彼女は改めて書く事をしなかった・・・そうでしょう？大丈夫、全て分かっていますよ。だから白紙で提出したからといって私が君を嫌う事は無い。安心しなさい。では授業ですが・・・」
俺は反論する気も起きない程、呆れていた。ダンブルドアは何でこんな奴を人選してしまったのだろうかと思った。結局その後、ロックハートが放ったピクシー妖精が大暴れし、教室を滅茶苦茶にした挙句、彼はその事後処理をハリー達に押し付けて終業のベルと同時に逃げて行った。たった１回の授業で彼への信頼は一気に削ぎ落された事だろう。ハーマイオニーだけが最後までロックハートを庇っていたが＿＿
１５７話 時間割を暗記しているコリン→←１５５話 ファンクラブなんて初耳
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幸政(プロフ) - 幽輝&華さん» コメントありがとうございます♪最近は仕事が忙しくてあまり話を考えられていませんが、これからも頑張っていきます！この後、主人公とクィリナスがどの様になっていくのか楽しみにしてください(*^^*) (2018年4月8日 19時) (
レス) id: 59e58ffebc (このIDを非表示/違反報告)
幽輝&華(プロフ) - ンン！クィリナス教授可愛い！更新頑張ってください！ (2018年3月20日 3時) (レス) id: 0b112b624e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸政 | 作成日時：2018年1月2日 1時
