ヤンデレ9 ページ10
そして5月の始めになった。
今日は、休日だからカルマと家で一緒にいた。
相変わらずカルマは、私を抱き締めてくる。
冷たくなった指先が私の首筋に触れると肩をビクッと反応させた。
その反応を見せる度に面白そうにクスクスと笑うカルマ。
業「そんなに冷たい?」
A「冷たいんだもん。」
業「じゃぁ、温めてよ。Aの体温で。俺、冷え性だから。」
カルマは、夏になってもカーディガンが半袖になる訳でなく長袖と半袖の中間の長さを着ているから冷え性だと分かっていた。
カルマの手を握った。
やはりカルマの手は、大きくて私の手では包み込めない。
業「温まってないよ?」
最終手段で私は、カルマの手を私の頬に触れさせてその上から手を重ねた。
業「Aの手、温かい。」
カルマは、私に抱きついてきた。
ほんとに甘えん坊な所もあるんだよね。
だけどヤンデレって方が私にはいいかな。
A「カルマ。寝ちゃうの?」
カルマは、私の膝に頭を乗っけて目を閉じていた。
業「Aも寝たいの?」
A「カルマと寝たい。」
そう言うとカルマは、頭を乗っけるのをやめて私を寝かせた。
カルマは、私の頬をスリスリとしてきた。
業「Aは、俺に捕まるの好きだよね。」
A「捕まるのは、カルマで十分だもん。」
そして二人で昼寝をし始めた。
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作者名:YUIRA ZERO | 作者ホームページ:なし
作成日時:2017年10月1日 20時