ヤンデレ５ ページ6
カルマは、渚に鋭い視線を向けて言い放った。
業「Aに触れたら、例え渚くんであろうと殺すから。」
その言葉で全員が固まった。
凍りつくような言葉。
カルマは、私に視線を向けた。
私に向ける視線は、彼、そのもので優しい目だった。
業「教室に行こっか。」
A「うん！」
カルマは、何事も無かったようにして去ろうとしていた。
茅野「渚。カルマくんってどんな人？」
渚「ん〜。カルマくんは、１年の頃から同じクラスだったけど素行不良で成績優秀なんだ。だけどカルマくんに彼女がいるなんて聞いたことないよ。それもカルマくんは、Aさんに執着してるし。」
業「A。今日は、デートしよっか。制服でさ。」
A「カルマ、好き。」
業「知ってる。俺も大好き。」
渚「でも、何者なんだろう？鷺見屋 Aさんって。」
そして６時間目の小テスト。
解き終わったけど結構時間あるよね。
カルマは、寺坂を相手にしていて私は少し悲しげに顔を伏せた。
業「A。悲しい顔しないで。そんな顔、見たくない。」
いつの間にか私に気づいたカルマが私を抱き締めてきた。
殺せんせー「コラそこ！授業中にイチャイチャしない！」
業「ごめんごめん。殺せんせー。俺もう解き終わったからジェラートでも喰って静かにしてるよ。Aも食べなよ。」
殺せんせー「それ！昨日、買ってきたやつ！」
全員(あんたのかよ！)
業「ごめんごめん。知らなかった。で？どうすんの？殴る？」
殺せんせー「殴りません！せんせーが残りを舐めるだけです！」
キモっ！
業「Aと間接キスする気？するなら俺、全部食べるから。」
カルマの人差し指がジェラートを少しすくいあげて私の唇に塗ってきた。
文句を言おうとしたらカルマは、舌で私の唇を舐めて綺麗にした。
業「Aにジェラートをかけちゃって食べるのも悪くないかな。」
カルマの作戦は成功した。
業「何度でもこういう手使うよ？授業の妨害とか関係ないし。気に入らないなら俺や親でも殺せばいい、だけどその瞬間誰もあんたを先生としては見てくれなくなる。居ずらくなって逃げ出す。あんたは、俺に殺されたことになる。」
ジェラートを殺せんせーの服につけたカルマ。
そして私のテストと自分のテストを持って殺せんせーに渡した。
業「はい、俺とAのテスト。多分、全問正解。」
私に優しく微笑んだカルマ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：YUIRA ZERO | 作者ホームページ：なし
作成日時：2017年10月1日 20時
