霊幻新隆な日々【モブサイコ100】 (ページ18)

今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:24,467 hit

16話ページ18

ー霊幻sideー

俺は、モブのご両親に挨拶をし
ピンクパンティ娘のところへ戻る。

その時、玄関の開く音と同時に
若い男の声が聞こえた。

モブの弟だった。

律「ただいまー、靴が多いけど、誰かいるの？」

母「ああ、おかえりなさい。
霊幻さんと、Aちゃんって子が来てるの。
今日、泊まってくから仲良くね。」

律「霊幻って… 兄さんの……？！」

ドタドタと走る音が聞こえ
俺の目の前に顔をしかめた弟が現れる

霊「よう、元気か？久しぶりだなあ。
どうだあれから超能力の方は。」

律「な、なんで家に…？！
毎日試行錯誤して使ってますよ。」

霊「おー、お前会ったことなかったっけ？
新しく入った新メンバーのピンクパンティ娘
が熱出してな。両親も今日中には
戻ってこれねえみたいだから、影山家に
ちょっとお世話になるんだ」

律「ピンクパンティ娘……？？？
荻野Aさんですよね、兄さんから
何回か話は聞いてます。」

ほう、ピンクパンティ娘のこと
モブも家族に話してんのか。
意外とコミュニケーション取れてるんだな。
俺、何か安心…

なんて思いながらチラッとモブの方へ
目をやる。

律「あ！兄さん！ただいま！」

モ「律、おかえり！遅かったね？」

律「生徒会の会議がなかなか
終わらなくってさ。」

影山兄弟は仲がいいと思う。
喧嘩もするだろうがなんだろう…
お互いを尊敬し合っているというか。

律「それより、Aさんって人
大丈夫なんですか？」

霊「なーに、寝て食って薬飲めば
すぐ治る」

モ「ちゃんと看病しなきゃダメですよ師匠」

霊「わ、わかってるぞそんくらい！！！」

律「じゃあとりあえず、薬飲んで貰うために
ご飯食べて貰わないとですね」

霊「そうだな、そろそろ起こすか」

俺はピンクパンティ娘の肩を
2、3回揺らしてみたが、唸るだけで
起きる気配がない。

コイツ… 火事があっても
逃げ遅れるタイプだな…

霊「おーい、ピンクパンティ娘！！
そろそろ起きろ！！」

耳もとで叫ぶと

「わあぁあ？！？！？！」

と、驚きながらソファから落下した。

モ「師匠最低ですね」

律「こんな大人にはなりたくない」

霊「るっせぇな！！！！！
起きたんだから結果オーライだ！」

俺はピンクパンティ娘の方へ近づき
手を差し伸べた。

霊「驚かしてすまん。立てるか？」

「ひゃ、ひゃい……」

まだ顔が赤いな…、大丈夫かコイツ……