えっと.....私は監督生ですｯｯｯ!!!(仮)【ツイステッドワンダーランド】 (ページ9)

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9話ページ9

バケツを取りに部屋を出た。

うわ.....なんか出そうな雰囲気....怖いなぁ...
昔からこういうの苦手なんだよなぁ....

そんなこと考えながら当たりを見渡し警戒した.....その時

「ひひひひ......イッヒヒヒヒヒ......」

『ひぎゃ！？』
なになに！？急に声がしたんだけど.....いやしかも背筋が.....でもでもこれは気の所為かもしれない.....

「久しぶりのお客様だぁ～......」

あ、うん......これは私の間違えじゃないわ...

「イーッヒヒヒヒヒ！」

さぁ、皆さん行きますよぉ....せーの

『ぎゃーーーーーーーーーーー！！！』

「何を大騒ぎしてん......ギャーーーーーーー！！！おおお.....お化けえええええええ！！！」

うお、俺並にすごいリアクション.......

それより見た！？お化け！！お化けがいるｩｩｩｩｩｩｩｩ！！！

「ここに住んでた奴らは俺たちを怖がってみーんな出ていっちまった。」

「俺たちはずっと新しいゴースト仲間を探してたんだ。お前さん、どうだい？」

『いえ、結構ですｯｯｯ！！！！(即答)』

というか助けて......怖い....

「うううっ、ううーー！大魔法士グリム様はお化けなんか怖くないんだゾ！！！」

おぉ！！グリム！！

「ふんな"～～～～～～～～っ！！」

「どこ見てんだぁ？」

「こっちだこっちだ！ヒーッヒッヒ！」

グリムの放った炎は全てすり抜けてしまった。
え.....なんなのあのお化け。

「ちくしょー！出たり消えたりすんじゃねー！」

待って待って、このままだと！！！

『ちょっと、グリム！！このままじゃ火事になっちゃう！！！』

「うるっせーっ！オレ様に指図するんじゃねーんだゾ！」

『ツナ缶やるからどうにかしろよｯｯｯ！！』

しょうがない.....俺には魔法が使えない。この状態を変えるにはグリムの魔法に頼るしかないんだ。

「なぬっ......！？ぐぬぬ、オ、オレ様は天才なんだゾ、こんなヤツら1人でも......」

「イーヒッヒッヒ！」

「お前らたくさんいて卑怯だゾ～！」

あー！！！もう！！グリムのやる気をあげるしかない！！

『今ならツナ缶もう一個！！』

「ぐぬぬ～～～～～～～.....っオイ、オマエ！お化けがどこにいるかオレ様に教えるんだゾ！」

『任せて！！』

『グリム！！左に一体！！右からもう一体！！』

「ふっな"～～～～～～～っ！」

「あちちっ！！」

「あ、当たった！よぉし、この調子で全員追い出してやるんだゾ！」

おし！！頑張れ！！グリム！！