鬼ごっこ2【だい三話】【第一話】 ページ5
数十分後。ドンがとぼとぼと歩いてくる。
「大体捕まってんじゃねーか！」と叫ぶ。「え！？！？Aまで捕まったのか！？！？」と驚かれる。いや、そんなにびっくりすること？？「ちがうよー！！！Aは捕まえたっけー？作戦なんだよ！」とみんなが説明してくれる。けど、それで分かるかな…？
「？？？ドユコト？？？」
ほらやっぱり。「いつもここに集まるから裏を返したらここに紛れ込めるかなって思って。」と説明を付け足す。「あぁ！なるほどな！つまり、今残ってるのはAとエマってことだな！」「そーゆーこと！正解！」と喋っていると、「おい、A。そろそろ行け。体力消耗するなよ。」とレイに言われ、立ち上がる。多分、体力消耗しすぎると夕飯の前に寝てしまうからだろうな。今日なら、ほかの意味もあるだろうけど、「分かった！」と答えた。
結論から言うと、エマはその後10分ほどで捕まり、30分粘ったがノーマンが降参した。
「いっぇぇぇぇいっっっ！！！！ノーマンに勝利ぃー！！！！」と騒いでいる。
「勝利したのはAじゃねぇの？」とレイが口を挟む。
「チームだから実質俺らも勝利ー！！！」と反論されている。
「あーあ。今日こそ捕まえれると思ったんだけどな。」とノーマンは悔しそうに言うが、声はいつものままだ。
「私だって今日は捕まると思ったよ。ひやひやしちゃった。」と返す。
ちなみに、またレイの膝の上だ。みんな同じ洗剤なのに、一番落ち着く匂いなんだよね。膝の上乗るのも好きだし。
「ねぇ！なんで！？なんで私年下にすら負けるの！？！？」と手足をバタバタさせるエマ。
「問題だ。ノーマンとAにあってエマにないものなーんだ？」「え！？！？頭いいのと、なんでも余裕なところと、器用なところと…ううっ、悲しくなってきた…」「レイ、答えていい？」「お、A。なんだ？」「どう攻略するか考える力！」「まぁ正解だな。戦略。」「やった！撫でて！」「はいはい。」と撫でてくれる。エマ達にされるのも好きだけど、レイがしてくれるのも好き。「まぁ、話を戻すと。エマは単純な身体能力ならノーマンよりも、もちろんAよりもずっと上だ。でもな、ノーマンとAは頭がヤバい。」「鬼がどう動いてくるか。逃げている子がどうやって逃げるか。それを一気に考える。」「簡単に言えば、体全体で行うチェスだ。」「ええ…鬼ごっこが…？」
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ソラ - 終わりですか！？ (2020年10月20日 19時) (
レス) id: 656b92ea12 (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 久しぶりの更新！ありがとうございます！続き楽しみにしてます。 (2019年6月14日 2時) (レス) id: 14e676a59f (このIDを非表示/違反報告)
柚子 - 面白いです！続きが気になります！更新頑張って下さい(≧▽≦) (2019年6月10日 22時) (レス) id: 19fe48b95e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜木紅葉 | 作成日時：2019年1月25日 19時
