食の世界へのご招待 特別編｛産まれる命に希望を・・｝

特別編〇11〇　トリコ＆ココVSグリンパーチ ページ11

「てか、暑い」

私は上に羽織っていたコートを脱ぎ持つ。

鈴「あ、A！その服もコートもブランド物だから、汚しちゃ駄目だし！」
「え？そ、そうなの？ぜ、善処するわ」

鈴の問いに曖昧な返事で返す。この間のリーガル編で自分の服使えなくしちゃったし保障は出来ないから。
てか、これ私にくれたなら汚してもいいと思うんだが、と言いたいが絶対何か反論を喰らうのであえて言わないでおく。

ト「はぁ・・・おっ！天辺が見えてきたぜ」
コ「大分歩いたね」
小「いや〜漸くですか・・・はぁー疲れた」
ト「おう、そうだ・・・！？どけ、小松！！！」
「え？・・！小松！！」
小「え？」

トリコの怒鳴り声で小松を見るが、小松よりも後ろのやつに目がいく。短いストローの様な物を咥えた男、そしてGTRがいた。

ト「フォーク！！！」

トリコが小松をどかしてそいつ等に攻撃を加える。煙が立ってやったかはどうか見えないが。

グ「へへへ、流石トリコ・・反応が早いなぁ〜」
サ「何だコイツ気色悪い！？」
「いや、そこか！？」

サニーがどうでも良い所を指摘したのに私は思わずツッコミを入れる。まぁ確かに見た目があれだけど。

ト「気を抜くな！奴は美食會副料理長、グリンパーチだ！！」
コ「美食會だと！？(クソ、こんなにも早く・・せめて卵だけでも孵化させておけば！)」
グ「ひゃひゃ、それがデスデビルホースの卵とスタージュンが気に入ってるAか？」
「え・・？」
ト「A！！！命の丘へ走れ！！奴等の狙いはお前とその卵だぁあ！！！」
「え？何で私まで「行きましょう！Aさん！！」え？小松？」
ト「ここは俺が食い止める！皆先に行け！！ナイフ！！」

トリコが急かす様に奴に攻撃をしかける。

サ「トリコ！」
コ「サニー、僕とトリコがここを食い止めるから、君は鈴ちゃんや小松君と共にAちゃんと卵を守ってくれ！今、奴には死相が見えないトリコ1人じゃ危険だ！」
サ「ココ・・・分かった。行くぞ！！」
「いやでも・・」
小「早く急いで！」
「あ、あぁ」

小松達に押されて私は急いで階段を駆け上がった。でもどうして私まで？

サ(おいおい、美食會の狙いは卵だけじゃなかったか！？何でコイツまで！)

小(やっぱり、ココさんの占い通りじゃないか！)


ト(クソ、グリンパーチか。ココと一緒でもキツイぜ、でもスタージュンがいないだけマシか)

コ(やはり、Aちゃんに出ていた占いは・・)

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