○1○ 謎の少年とトリップ ページ3
「どこだここ?」
車にひかれ、目が覚めたのは白い空間に立っていた
病院にしてはベッドとかも無いな・・・まさか天国?寂しい場所だ事。
そしてー私の目の前にいる子供。
『やぁ!僕は神、この世界に番人さ!』
「うわー何かマ○みたいなネタきたー」
どっかの漫画のパクリネタだよ、このセリフ。
ていうか、この子誰?綺麗な子供....10歳くらいか?
『子供じゃないよ神だよ!』
「僕、どっか悪いの?」
『ええ!信じてくれないの?』
いや、信じるも何も、ここ何処何で引かれたのに私生きてるんだ、てか何で神?
『一から説明しよう!』
「さっきから会話なりたってるけど、私一言も話してないよ?」
『僕、神だからさ!心の中まで分かるよ!!』
無邪気な顔で言われても。
『えーっと、まず此処が何処なのか...此処は神の、僕の世界だよ』
「・・・・へーソウナンダ、スゴイー」
『カタコトになってる・・・えっとじゃあ次』
いや、説明しないのかいそこ。
『面倒くさい!何で君が生きているかだけど・・・いや、実際君は死んでるよ体が透けてるでしょ』
「・・・・あ、本当だ・・・ワーユウレイみたい」
『現実逃避はしちゃダメだよ、そして次、僕が何者か...その名も「神でしょ」・・・」
セリフ取っちゃった・・・・テヘペロ☆
『・・・・兎に角、君を助けたんだ!』
「おー立ち直った、たくましい」
・・・・君を助けた?私死んでるのに?
『いや、本来なら車に引かれた時点で冥界に落ちるけど..君は特別!これから君の行きたい世界に連れて行ってあげる!!』
「・・・・・・・・・え!マジで!?」
『反応遅!うん、ただし別の世界へ行けば現実の世界には戻れないけどね』
うわ、これって・・・トリップかなんか?
『うん、トリップだよ!!』
「・・・・・・・・」
何処の世界でもいいなら、やっぱり..あの世界へ!!
「トリコの世界へ行きたい!戻れなくてもいいから!!」
『・・・分かった、僕が出来るのは君を送り届ける事だけ...その後は自分で考えてね』
そう言い、神は私の額に手をつける。
『トリップトリップ・・』
まさか、呪文!?ダサいな。
『ダサくて結構!後、僕からのプレゼントもあるから見てね!』
「え・・それって『じゃ行ってらっさーい!!』ええええ!?」
神が私にそういうと、額から手を離し後ろへと押す・・・白い床があったはずなのに・・そこは
空中になっていた。
「う、うわあああああああ!!」
私はそのままらッカしていった。
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作者名:輝 | 作成日時:2014年8月20日 22時