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同じようにバイクのスピードを落として
花屋に近づくと





A「…こ、こんばんは」


兄者「こんばんは笑」



ガチガチに緊張したAさんがいた




バイクを押しながら近づく


近づくことで明らかになる久々のAさん

街灯で照らされる瞳に


ああ、俺会いたかったんだやっぱ
と再確認した




兄者「家まで送ります」


A「…その、あの、、ええと」


兄者「ん?」


よく見ると

緊張の中にも、彼女も俺に会いたかったんじゃないかっていう雰囲気がある


(例えるならば、
すましてるけど尻尾だけ振ってる犬みたいな)


A「あ、歩きましょう!」


兄者「あ、ああ笑」


俺もその方がいいと思った
後ろに乗せたら一瞬だし

その、



喋る時間が少なくなる…から…






ーーーー



歩く中で
先に口を開いたのはAさんだった





A「お元気でしたか」


兄者「ん、まあまあです」




たった今、元気でてまあまあになった



A「嘘でしょ?笑」


兄者「えぇ?な、なんでまた」



A「弟者さんが、兄貴がしなびてるーって」



兄者「まいったな…あいつ」



クスクス笑う彼女のおかげで

お互いの緊張が解けた



兄者「弟が来たんですね
なんとなくわかってはいたんですけど」



A「はい、兄者さんに会ってくれって」





しばらくの沈黙





兄者「いま会えてるってことは、
まあ、そういうことですよね」


A「はい、会わなきゃって
わたしも何かモヤモヤしてて」



兄者「ん」




A「失礼なのは承知でした、勝手に引っ越すだなんて…

でも、」



兄者「理由があった?」




コクコクと頷くAさんに

やっぱりなと確信する






A「あ、着いた」



着いたのは小さなアパートマンション


ここでお預けか…


兄者「…もっと話したかったです」




目を見て伝えると

そっと俺の服に伸びてきた腕





兄者「え、」



A「上がって言ってください

わたしも喋りたいから」

キ→←が



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設定タグ:2bro. , 兄者弟者 , おついち   
作品ジャンル:恋愛
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ゆうがソヤ(プロフ) - 兄推さん» はじめまして。推しの方からステキなコメントいただけて光栄です(^ ^) (2021年6月6日 20時) (レス) id: d2d81bafd6 (このIDを非表示/違反報告)
兄推 - 初めまして、控え目に言って最高でした。素敵な兄者をありがとうございました。 (2021年6月2日 23時) (レス) id: 2c4f93c754 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうがソヤ(プロフ) - ramさん» ramさん、こちらこそはじめまして!素敵なコメントありがとうございます。また機会がありましたらお兄さんもチャレンジしてみようかしら…??お付き合い頂きありがとうございました(^^) (2020年8月31日 3時) (レス) id: 0b223e697e (このIDを非表示/違反報告)
ram - はじめまして、コメント失礼します。最後までドキドキが止まらないお話でとっても癒されました!言葉遣いや言葉の選び方から2broに対する愛情を感じましたwwまた兄者さんの小説書いてもらいたいです(*´-`)長編小説お疲れ様でした (2020年8月28日 7時) (レス) id: 23c4633b9f (このIDを非表示/違反報告)
ゆうがソヤ(プロフ) - wry0109さん» はじめまして。わざわざコメントをありがとうございます。きりたんぽは少数派かもしれませんが(失礼)シェアを頑張ろうかと思います…! (2020年1月25日 19時) (レス) id: 11083aa14f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうがソヤ | 作成日時:2020年1月19日 3時

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