伊黒小芭内の継子は鬼殺隊のみんなに愛されています/弐(鬼滅の刃) (ページ16)

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陸拾伍ノ話ページ16

ー刀鍛冶の里

隠「星柱様、つきましたよ」

シュル

『おお、…ありがとうございました』

隠「いえいえ、あちらを左へ曲がった先が長の家です。一番に挨拶を」

『わかりました』

隠「私はこれで失礼します」

『はい、ありがとうございました』

で、ここが長の家か

『こんにちはー…星柱の星香Aです』

「あ、星柱様。ようこそおいでくださいました。こちらへどうぞ」

で、部屋に来たはいいけどさ

長「どうもコンニチハ。ワシこの里の長の鉄地河原鉄珍。よろぴく」

『あ、よろしくお願いします』

長「まあええ子やな。おいでかりんとうをあげよう」

『ありがとうございます』ポリポリ

長「蛍なんやけどな今行方不明になっててな、ワシらも捜してるから堪忍してな」

『蛍？』

長「そうや、鋼鐵塚蛍。あの子は小さい時からすーぐ癇癪起こしてどっか行きよる。すまんの」

『え、もしかしてなんですけど、刃こぼれしてるのもお怒り…』

長「まあ、君の前に竈門炭治郎っていう子が来よってな、その子の刀が結構ボロボロなんよ」

『あ、それでお怒りになってると…』

長「折れたこともあるらしいしな」

『あー、それはまだ使い慣れていないからしょうがないのかもしれませんね』

長「いや、そうじゃないんや。折れるような鈍を作ったあの子が悪いのや」

『！……』

「見つけ次第取り押さえて連れて参りますのでご安心ください」

『あ、はい。よろしくお願いします』

長「温泉もあるし色んな効果があるから入ってきたらいいと思うで」

『あ、はい。では失礼します』

てくてく

「この坂の上が温泉です。私は下でお食事の準備をしておきますので」

『はい、ありがとうございます』

ー温泉

おー、なんか肌がすべすべになったような気がする

あと傷もだいぶマシになったかも

ここの温泉効能凄すぎるでしょ

そろそろ上がるか

「お食事の準備ができております。どうぞ」

『ありがとうございます。……うわ、美味しい』

「ごゆっくりしてくださいね」

『はい、ありがとうございます』

待って、私ありがとうございますしか言ってないんだけど

まあいっか

よし、行こう

ん？なんだ？この音

行ってみるか

……雨…？

ギュル

ジャキーン

『あ、炭治郎』

炭治郎「？あ！Aじゃないか。どうしてここに？」

『いや、刀が初めて刃こぼれしちゃって鋼鐵塚さんに治してもらおうかなと思ってたんだけど、いないらしくってさ』