陸拾ノ話 ページ11
伊黒「ふざけるなよ俺は許さない。ただでさえ若手が育たず死にすぎるからお前程度でもいないよりはマシだ死ぬまで戦え。今の若手はAのようにはいかないんだからな」
宇髄「いいや若手は育ってるぜ確実に。お前の大嫌いな若手がな」
!!炭治郎たちのこと?
伊黒「おいまさか生き残ったのか?この戦いで。竈門炭治郎が」
ー帰り道
師範が心配だからって隣に歩いてくださってるんだけどさ……やばい、今頃毒が回ってきた
なんで今ぁ?
せめて屋敷に戻ってからにしてよ…あ、それもダメか
というか師範にいつバレるか気が気で…
フラッ
あ、死んだ
伊黒「おい、お前…怪我だけじゃないだろう」
『あ、大丈夫ですよ』
伊黒「……お前…毒回ってるな?」
あ、バレた
終わったー
伊黒「はあ…だから無理はするなと……」スっ
『え?ちょっと、師範?』
伊黒「五月蝿い、黙っとけ。喋るな」
『……』
お怒りだよこれ
ー蝶屋敷
胡蝶「あら、Aさん、伊黒さんどうされたんですか?…Aさんのお怪我ですか?」
伊黒「ああ、傷もそうなんだが、鬼の毒をもらったらしくてな、解毒できるか?」
胡蝶「!あらあら、Aさん、貴方無茶しましたね?」
『え?いや、そんなことは…』
伊黒「……立て」
『?はい。…わっ』
伊黒「だから、こうなるまで何故言わなかった」
『いや、一応私毒の耐性があるので大丈夫かなぁ…と』
胡蝶「耐性ですか?」
『はい、私の家が毒も扱ってる薬屋でして、家にかなり猛毒の毒があったんですよ。それを興味本意で飲んで耐性がついてしまって…』
伊黒「お前は馬鹿なのか?」
胡蝶「馬鹿なんですか?下手したら死にますよ?それ」
『はい…すみません…』
胡蝶「とりあえずこのくらいの毒ならどうにかなりそうですね。あと、傷も開いてますね」
伊黒「A………?」
『っ、ごめんなさい!!』
胡蝶「まあ、炭治郎くんたちを守りつつ戦おうとしていたんでしょうけど、その結果これとは…」
『うぅ…すみません…』
胡蝶「そうですね…まあ1か月は休養した方がよろしいでしょうか。っていうことでしばらくは鍛錬しちゃ駄目ですからね?」
『えー…そんな…』
胡蝶「駄目です^^」
『…はーい』
ー1か月後
胡蝶「はい、あー」
『あー』
胡蝶「はい、大丈夫ですね。もう鍛錬しても大丈夫ですよ」
『ほんとですか!!ありがとうございます』
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いぐろ - この作品スゴク面白い! (2020年10月18日 14時) (レス) id: abcdb48192 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅玲 | 作成日時:2020年10月12日 23時