58話 ページ9
アーサー「……っ……。どうして、私たちの言葉を、まともに聞いてくださらないのですか!?私が言っていることも、ルチルが申し上げたことも、何が間違っているというのですか!?」
ニコラス「被害者のように振る舞うのは、おやめいただきたいものですね。あなた方は恐ろしい力を持っている。人々を恐怖に陥れるのは、<大いなる厄災>も、魔法使いも同じです」
アーサー「みなのために役立とうとしている!私も、ここにいる者たちも……」
ニコラス「アーサー殿下はそうでも、他の魔法使いが同じだとは限りません。現に伝説の魔法使いオズも、北の魔法使いたちも、ここに集まっていないではありませんか」
アーサー「……それは……」
ニコラス「奴らはこの世界も苦しむ人々も、どうでもいいのです。だから、役目を逃げて、犠牲を出した。私を役立たずと呼んだ、南の魔法使いも、いつか逃げ出すでしょう。その前に、しっかり教育しておかなければ。連れて行きなさい」
ルチル「……っ、離してください……!」
アーサー「よせ、ニコラス……!」
どうする、これ
普通に魔法使っちゃっていいかな、さすがに
正当防衛だよね?
ミチル「兄様……!フィガロ先生、どうしよう……っ」
フィガロ「参ったな……。レノックス、殺すなよ」
レノックス「あなたじゃないんですから」
スノウ「いかん、いかん!人に手出しするでない!」
ホワイト「<大いなる厄災>の前に、人と殺し合うことになるぞ!」
──ゴロゴロ……
賢者様「…………!」
なんだ……?この気配……
……まさか……!
中央の国の人々「ひ……っ」
中央の国の人々「こ、これは一体……!?」
中央の国の人々「まさか……。<大いなる厄災>が再び近づいて……っ」
ヴィンセント「……馬鹿な……」
「《アルシム》」
中央の国の人々「…………!?な、なんだ……!?」
中央の国の人々「魔法の呪文……!?」
スノウ「……今の声は……」
ホワイト「もしや、ミスラ……!?」
『……多分、ミスラだね』
賢者様「ミスラ……!?」
ん?なんで賢者様こんなに驚いてるんだ?
賢者様とミスラ、面識あったっけ
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佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (1月23日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (1月22日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (1月21日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - すごく良かったです!更新頑張ってぐださい!楽しみに待ってます! (12月29日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続編おめでとうございます!続きを早く見たいです! (12月27日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅玲 | 作成日時:2023年12月24日 21時