57話 ページ8
ヒースクリフ「北の魔法使いのどこが温厚ですか。温厚な魔法使いは、南の間違いでしょう。ルチルさんとか……」
ルチル「それはどういう意味ですか!?」
ヒースクリフ「…………」
『ああ……思いのほか温厚じゃなかったね』
シャイロック「温厚な魔法使いなんていませんでしたね」
ムル「そうだね!東西南北中央好戦的だね!」
カイン「弟の方は気が強そうだと思ってたが、兄貴の方も相当だな」
スノウ「大魔女チレッタの息子じゃからのう」
ホワイト「チレッタも血の気の多い女じゃった。血は争えんものじゃ」
ああ、そういえばチレッタの息子だったな
完全に忘れてたわ
ニコラス「無礼者。名前を言いなさい」
ルチル「南の魔法使いのルチルです。あなたがおっしゃる役立たずとは、戦いに倒れた南の魔法使いたちや、生き残ったみなさんのことですか?」
ニコラス「その通りです。<大いなる厄災>の接近を防げず、今までにない、災禍を招いた。これを役立たずと言わずして、なんと言うのです?」
ルチル「では、<大いなる厄災>と戦いもしなかったあなたは一体なんなのでしょうか?あなたこそ、役立たず以下ではないのですか?」
おお、ルチル
言うじゃん。いいねえ
ニコラス「無礼な魔法使いめ……。魔法が使えるというだけで、尊大な態度が許されると思うな!」
アーサー「待て、ニコラス!先の戦いで南の魔法使いは全滅した。その中には、この者たちの知り合いもいたのだ。このような祝宴の場に、ふさわしくない発言をしたのはおまえだ。おまえこそ、非礼を詫びるべきだろう!」
ニコラス「アーサー殿下!古くから王家に仕えた武門の出である私よりも、魔法使いどもの肩を持つというのですか!」
アーサー「魔法使いの肩を持ってなどいない!私は公正に……」
ヴィンセント「そう責めるな、ニコラス。アーサーはまだ幼い。魔法使いたちを身びいきしても仕方がない。実の母である王妃に捨てられた恨みが、捨てきれないでいるのだろう」
アーサー「……私は母上を恨んではいません」
ヴィンセント「そうか。やはり魔法使いだな。普通の人間ならば、親に捨てられれば、親を憎むものだ。普通の人間には理解できない」
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佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (1月23日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (1月22日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (1月21日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - すごく良かったです!更新頑張ってぐださい!楽しみに待ってます! (12月29日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続編おめでとうございます!続きを早く見たいです! (12月27日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅玲 | 作成日時:2023年12月24日 21時