22人目の賢者の魔法使い2【魔法使いの約束】 (ページ46)

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番外編・囚われのノーチェに恋して#1 ページ46

イベストを読んで、書きたくなってしまったので本編の途中ではありますが、書かせていただきます！！

ネタバレ注意です

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─食堂

賢者様「やっぱり今日もいないか……」

……ん？賢者様？

誰か探してるっぽいけど

ミチル「賢者様、誰かお探しですか？」

賢者様「ミチル……。実は……最近、ブラッドリーの姿が見えないのが心配で。任務でもないようですし、今日こそは会えるかなって期待してたんですけど……」

ミチル「！やっぱりそうですよね！ボクも心配してたんです。お部屋に何回も行ったのに、ブラッドリーさんの気配が全然なくて。どうしたんだろうって。……この間、魔法のアドバイスをもらってお礼を言いそびれちゃったままだったから、お会いしたかったんですけど……」

んー、なるほどな

そういや見るどころか、一切ブラッドリーの気配を感じてないな

どこ行ったんだ？

ミチル「最初は、くしゃみで遠くに飛ばされちゃったのかなって思ってたんです。でも、ここまで姿が見えないなんて……。ラスティカさんはどうですか？最近、ブラッドリーさんを見かけませんでしたか」

ラスティカ「いや……残念ながら。ミスラやノワはどうだい。ブラッドリーと顔を合わせたりした？」

ミスラ「そういえば、あの人の気配、しばらく感じてないですね」

『私も同じく』

賢者様「……そうですか……」

ネロ「賢者さん。とりあえず、ホットミルクでも飲んで、一息ついたらどうだ？」

賢者様「ネロ……！わあ、ありがとうございます」

ネロ「どういたしまして。その……あいつのことなら大丈夫だよ。簡単にくたばる奴じゃないだろうしさ。ほら。今回はあの時みたいに、マグマ溜まりへ突っ込まれたわけでもねえし」

ミスラ「へえ、そんなことがあったんですか？あの人も大変ですね」

え……嘘……

認識してないの？もしかして

ミチル「もう……！ミスラさんが原因だったじゃないですか。魔獣をやっつけようとして、ブラッドリーさんまで一緒に空間の扉で突っ込んじゃって」

ラスティカ「そうなのかい？さすがミスラ。豪快だね」

ミスラ「そうでしたっけ。まったく身に覚えがありませんけど」

『……他人に興味なさすぎじゃない？本当に』