22人目の賢者の魔法使い2【魔法使いの約束】 (ページ45)

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94話ページ45

賢者様「！……」

スノウ「大丈夫か？賢者よ」

ホワイト「怖がらずともよい。我らもついておる」

『……ミスラ、オーエン、ブラッドリーは一緒に来て。スノウとホワイトを賢者様を』

スノウ「任せておくのじゃ」

ホワイト「安心して行ってくると良い」

ブラッドリー「安心出来るわけねえだろ……」

『いいから行くよ』

─スタッ

「ウッ……ハナセェェエエエ」

『3人とも、準備はいい？』

ミスラ「本当に人使い荒いですよね、あなたって」

オーエン「早く終わらせようよ。僕、帰りたい」

ブラッドリー「さっさと終わらせようぜ」

『これからは永遠にこの中で。《ルナ・ルーキス》』

ミスラ「《アルシム》」

オーエン「《クアーレ・モリト》」

ブラッドリー「《アドノポテンスム》」

「アアァァ……オノレ…オノレェエエエ！！！！」

……これでいいかな

もうさすがに出てこれないでしょ、二度と

『よし、帰ろう』

オーエン「ねえねえ、何か甘いものくれる？」

『……はあ、いいよ。帰ってからね』

オーエン「やった」

ブラッドリー「賢者とあの双子は？」

『入口付近にいるんじゃない？多分』

ミスラ「いつになく扱い酷いのやめてもらえますか？本当に」

『はいはい。ごめんごめん』

ミスラ「……殺しますよ」

私、そんなに酷い扱いしたかなあ

まあ、実際封印のために力は借りたけど

スノウ「おお。戻ってきたの」

ホワイト「無事に終わったか？」

『これでもう出てくることはないと思うよ。永遠に』

賢者様「じゃあ、いなくなった人たちも戻ってくるんですね！」

『…………』

オーエン「戻ってこないよ。もうあの世にいる」

ミスラ「魂取られてしまってるでしょうからね」

賢者様「そんな……」

ブラッドリー「まあ、これ以上の被害は出ないって考えるなら、尊い犠牲だったと割り切るしかねえんじゃねえか？」

スノウ「そうじゃのう……」

ホワイト「何事にも犠牲はつきものじゃからな……」

賢者様「……そうですね……」

『…………』

生き返らそうと思えば出来なくはないけど、禁呪だからな

容易にできることでもないし