22人目の賢者の魔法使い2【魔法使いの約束】 (ページ44)

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93話ページ44

ブラッドリー「それを早く言えよ……」

オーエン「で、今日は僕たちもやらないといけないわけ？」

『当たり前でしょ』

スノウ「伝達不足が過ぎるの、ノワ」

ホワイト「育て方ミスったかのう」

賢者様「そんなに強い魔物なんですか……？」

『そうですね。でも、心配なさらなくて大丈夫ですよ。ミスラか私の近くにいればの話ですけど』

ミスラ「俺を巻き込まないでもらえますか」

『でも、事実だしね』

さて、まずはあの魔物の居場所を探し出さないと

ってことは、封印してた場所に向かうか

『ちょっと全員着いてきて』

ホワイト「どこに行くのじゃ？」

『魔物を封印してた場所』

ブラッドリー「そこからそいつの行方探すってことか」

『そういうこと』

賢者様「そんなことができるんですか？」

『ムルの得意な魔法の場所版みたいな感じですよ』

─封印していた場所

オーエン「綺麗に封印解かれてるね」

ミスラ「あなた、わざとやってたんじゃないですよね。まさか」

『してないよ。私一人で出来る最上級のものはやったよ。封印する時苦労したんだから。これでも。……ミスラ、賢者様頼んだよ』

ミスラ「は？」

『《ルナ・ルーキス》』

─ぶわあああ……っ

賢者様「か、風が……っ！」

……なるほどね

やっぱり雪の華が1番多く咲いてる村の近くに行ってるか

『場所が分かりましたよ。向かいましょう』

ミスラ「本当に危ないですね。あなたは」

オーエン「やるならやるって言ってくれない？」

ブラッドリー「いきなりやられるこっちの身にもなれっての」

『別に大丈夫でしょ？3人なら』

スノウ「信頼があってのことじゃのう」

ホワイト「ノワは、昔からこういうところが多いからのう」

─村近く

〜♪

賢者様「歌声が……」

スノウ「これが、ノワが封じた魔物の歌か？」

『うん。間違いない。……《ルナ・ルーキス》』

「〜♪」

賢者様「ミチルやリケと同じくらいの女の子ですね……」

オーエン「あいつ、化けてるんだよ。あの姿に」

賢者様「なら、元の姿は……」

『化け物ですよ。《ルナ・ルーキス》』

「……オ、オマエハ……」