85話 ページ36
ノーヴァ「私に勝てると思っているのかね」
ミスラ「ええ。ひとりではないので」
ブラッドリー「仕方ねえ。乗りかかった船だ」
ネロ「まったく、楽隠居したと思ったのに……」
『4人この場にいて、こいつに負けるとか癪だしね』
オーエン「手を貸して欲しい?」
『!……まさか、本当に来るとは……』
ブラッドリー「オーエン……」
気まぐれにしてはタイミングよすぎるし……
やっぱり元々来る予定だったのか
オーエン「おねだりするなら、協力してあげるよ」
ミスラ「中央の国の市場でお茶をしましょう。ケーキを奢ります」
オーエン「やった。この男は?」
ミスラ「ノーヴァ」
オーエン「ノーヴァ。こいつが……」
ノーヴァ「…………」
ブラッドリー「ま、じゃあ、やるとすっか。《アドノポテンスム》!」
ノーヴァ「…………ッ」
ネロ「《アドノディス・オムニス》!」
ノーヴァ「ふん。おまえたちが何人いようと……」
オーエン「《クーレ・メミニ》」
ノーヴァ「…………!」
オーエン「動けなくなっただろう。そして……。《クアーレ・モリト》」
ノーヴァ「…………!」
さて、もうすぐ出番かな
オーエン「僕のトランクの中身を見せてあげる。捕まえた僕のこと怒ってるから、すごく凶暴なんだ。この鞄の中身は地獄。飛び出してくるのは、地獄の番犬、ケルベロスだ」
ノーヴァ「…………!」
オーエン「へえ、ケルベロスをかわすなんて。だけど、逃げる方向はそっちでいいの?」
ノーヴァ「なんだと?」
『《ルナ・ルーキス》』
ノーヴァ「…………っ!!」
『身体が痺れて、動けない。視界もグルグル。これもかなりの地獄でしょ?』
ミスラ「《アルシム》」
ノーヴァ「…………!落ちる…」
ミスラ「ようこそ。燃え盛る活火山のマグマだまりへと、空間を繋げておきました。このまま骨まで溶けてください」
ノーヴァ「ふん……。いずれ、また出会うだろう。何故なら、私は……」
ミスラ「《アルシム》」
ブラッドリー「…………」
ネロ「…………」
オーエン「…………」
『…………』
嘘でしょ……
絶対まだ続きあったじゃん
ミスラ「はあ……。疲れた……」
ブラッドリー「おい……!今のはさすがに、最後まで聞いておけよ!?」
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佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (1月23日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (1月22日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (1月21日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - すごく良かったです!更新頑張ってぐださい!楽しみに待ってます! (12月29日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続編おめでとうございます!続きを早く見たいです! (12月27日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅玲 | 作成日時:2023年12月24日 21時