77話 ページ28
フィガロ「魔法科学兵団の駆動装置についても、何もわかってないんだろう?」
シャイロック「わかっても、私たちに報告はないかもしれませんね。中央の国にとっては醜聞でしょうから」
フィガロ「こちらとしては大歓迎だけどね。醜聞のひとつやふたつ立たないと、いずれ、魔法使い狩りが始まるよ」
賢者様「以前もそうおっしゃっていましたね。どういう意味なんですか?」
フィガロ「魔法科学道具の原動力はマナ石だ。マナ石は魔法使いの石。魔法使いの魔力そのものだ。今は魔法科学道具ができたことで、マナ石の消費が増えてきている。そのうち、いつかマナ石の数は足りなくなる。足りなくなった時に、人間たちがどうするか……。それは西の国の魔法使いの方が詳しいだろう。
シャイロック。西の国では魔法生物たちの乱獲が起きて、絶滅寸前になったそうだね」
シャイロック「おっしゃる通りですね。科学が発達したことで、西は今、狂乱の時代になりましたから。西の国は元来、モラルを知らない土地でした。ですが、ますます膨らんだ欲望に、歯止めが利かなくなっています」
そういや、北の国にもまあまあ狩りに来てたっけ
追い払ったけど
フィガロ「人間に魔法生物が狩れるはずがない。昔はそう思ってたけど、今は人間の数が増えすぎた。さらに魔法科学兵器の発達だ。ミチルみたいな弱い子が襲われたら、石にされてしまう。そんな未来は防ぎたいんだ」
カイン「まず魔法使いの信用を上げることだ。諸悪の根源のオーエンはどこにいるんだ?」
スノウ「どこじゃろうなあ」
ホワイト「お宅訪問するほど仲良しでないのでな」
『どうせオーエンのことだから、この状況楽しんで、どっかの傍観してるんじゃない?』
カイン「北の魔法使いのことなんだから、しっかりしてくださいよ。オーエンの特徴は?」
スノウ「狼を始めとする、獣と話せるのじゃ。あやつは狩狼官じゃったからの。それと魔力の吸引が得意じゃな」
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佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (1月23日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (1月22日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (1月21日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - すごく良かったです!更新頑張ってぐださい!楽しみに待ってます! (12月29日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続編おめでとうございます!続きを早く見たいです! (12月27日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅玲 | 作成日時:2023年12月24日 21時