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弦「なんかものすごく偏見になっちゃうと思うんだけど、勉強も運動も万能そうだなって思って」
『……どこをどう見たらそう思うの…』
弦「雰囲気?」
『適当すぎでしょ』
雰囲気って……
そんな雰囲気出てんの?私
かき消さないとダメじゃん…あー、やだやだ
──訓練場
……A組とB組、合同でやんのか
…まあまあな人数だな
何時に終わるんだろうか、これは。本当に
「はーい、並べー」
「並んでくださいねー」
「……えー、これから能力測定を行いますが、どういう風に測定していくのか分かってない人も多いと思うんで、それを話しておきます。まず、1つ目、祓魔の測定。これは魔が解き放たれている部屋に入って、魔を祓魔するだけです」
「そして、2つ目、官吏能力の測定。これはこっちで既に作ってある円陣の中に立って、何色に光るかでどれだけの能力があるか判断します。何色がいいとか悪いとかは言わないが、1番良くてかつ1番悪い色は金色だ」
「最後に3つ目。術式の測定。これも出されたお題をどれだけ正確に、俊敏に出せるかによって判断する。お題の例としては、精霊を出す、魔を召喚する…などだな」
「説明は以上です。各自自由に動いてください。また終わったら、必ず担任に報告してから教室に戻ること。では、開始」
さて、どこから行こうか
…まあ、無難に1つ目からやっていくか
──祓魔能力・測定会場
「クラスと名前は」
『A組、漆間 柚羽です』
「……よし、じゃあ、そこの部屋に入れ」
『はい』
─ガチャ
『うわぁ…早速魔の気配するわ』
さて、どこかなー
……!!
─バシュッ
んー……まあ、今斬った手応えからして大したことない魔だな
…当たり前か。強い魔を入れたら祓魔出来なくて死ぬ人とか出てくるかもだし
とりあえず……
『残り30……斬るか…』
秒で終わるっしょ、こんなん
─数分後
ここら辺にいるやつは全部祓魔したけど、まだ気配するな
…もっと先か?
─タタタッ
─ザッ
『……』
「ウ”ー…」
『デカくね?』
今まで見たことのない規模のやつがいるんだけど
デカいって、マジで
でも、まあ…
─ザシュッ、シュバッ
『……おーわりっと』
さあ、出よう
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真白 - よき (5月30日 22時) (レス) @page20 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅玲 | 作成日時:2022年8月17日 23時