VΔLZの紅一点が新たに大切な人を見つけるまでのお話【2j3j】 (ページ16)

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─数十分後
─タタタッ

甲「景は左から、柚羽は右から」

長「了解」

『了解』

─タタタッ
─シュバッ

「ゥ”ゥ”ゥ”ゥ”…………」

『…終わった』

長「おつかれ〜」

弦「2人ともお疲れ様」

甲「結構2人の連携、良さげだったよ」

長「お、マジで〜？」

『そうなんだ。良かったわ』

後、これを何回繰り返せばいいんだろうか

任務前に模試訓練とかめっちゃ疲れるし、やるもんじゃない気がする

弦「とりあえず、1回ここから出よっか」

長「そうだな」

─コツコツ
─ガチャ

「…お、お疲れさん。4人とも」

長「どうでしたか？俺達」

「思っていた以上に連携が取れてたな。……これなら、もう任務に行っても大丈夫そうだな。模試訓練、これで終わりにしようか」

甲「え、もういいんですか？」

弦「僕達、1回しかやってませんよ？」

「大丈夫だ。もう、俺から心配することは何一つとしてない。任務は18時からだ。今から……5時間後だな」

『その間私達、どうしたらいいんですか？』

「好きなとこに遊びにでも行ってきたらどうだ？」

長「おー」

「ただし、行くのならば17時には帰ってこいよ。じゃあ、また後でな」

─コツコツ

甲「行っちゃったね」

『どうすんの？これ』

長「とりあえず、学校出ようぜ」

弦「そうだね。一旦出ようか」

マジで先生、適当じゃない？

1回見ただけでもう大丈夫とか

本当に大丈夫なのか、これは

──校外

弦「どうしよっか、これから」

甲「植物園でまだ見れてなかった場所に行くのもありだと思うけどね」

『あー、それでいいかも』

長「じゃあ、戻るかー！」

──植物園

弦「…確か、あっちの方はまだ見てなかったよね」

甲「柚羽って、さっきほとんど見てなかったんじゃない？1つの場所で立ち止まってたし…」

『確かにほとんど見た記憶がないな』

長「じゃあ、ゆーははここら辺から見てったらいいんじゃね〜？」

甲「なら、僕、柚羽と一緒にいるね」

弦「じゃあ、景くん僕と一緒に行こっか」

長「おん」

─二手に分かれたあと

甲「どこから見る？」

『んー…あっち？』

甲「いいよ。行こっ」