へぇー、ワタシ相手にねぇ… ページ4
──数時間後
─Aの仕事部屋
─コンコン
ん?
『誰?』
「青宮さん。お茶をお持ちしました」
『お茶?…入っていいよ』
─ガチャ
「失礼します」
お茶なんてワタシ頼んでないんだけどなぁ
うちの部下って指示なしだと入ってくる事滅多とないんだよな
『なんでお茶持ってきたの?』
「青宮さん、ずっと部屋にこもっておられる様子でしたので、疲れているんじゃないかと思いまして」
『あー、そういう事』
「こちら、どうぞ」
─コトッ
『ありがと。……』
ん?なんか、お茶以外の匂いが……
この匂い……
!!毒薬か
『…ッ、アハハッ。オマエ、こんなんでワタシ騙せると思ってんの?w』
「………」
『なんかすんごい変な匂いするんだよね』
「それは……」
『毒薬、だよね?』
「っ……」
『ワタシに毒を盛ろうなんざ100万年早ぇんだよ』
「……」
─ガチャ
「えっ……」
蘭「はーい。オマエはとりあえずオレらとお話な〜?♡」
竜胆「A、大丈夫?」
『全然。ワタシ、一口もこれ口つけてないから』
鶴蝶「Aの部下自身がこんな事をするなんてな……」
九井「とりあえず、何も無かったようでよかった」
『まあ、ワタシ五感いいから気づくよ』
それにしても…なんで毒なんか仕込んだんだ?こいつ
もしかして…宣戦布告?
ワタシを殺して自分が幹部になり代わろうっていう魂胆か?
まあ、実力ではワタシに勝てないだろうしね
『てか、蘭と竜胆って仕事行ったんじゃなかったっけ?』
九井「オマエがあの二人に電話かけたんだろ?二人共すごい形相で帰ってきたぞ」
『適当にかけたんだけどあの二人だったんだね。……あ、竜胆にかけてるわ』
三途「オマエもよく画面見てない状態でかけれたな」
『まあ、感覚ってやつ?』
三途「……その感覚、他の事に使えよ」
『他の事って何よ』
まあ、まさか竜胆に電話かけてたとは思わなかったけどね
それにしても…今どうなってんのかな。あの部下
どちらにしろスクラップには変わりないけど
一応、あれも裏切りの一つだから
ワタシの信頼の裏切り ね
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累 - めっちゃ、面白かったです☆続き応援してます! (2022年7月12日 19時) (レス) @page5 id: c208728189 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅玲 | 作成日時:2022年5月20日 23時