MANKAIカンパニーのヘアメイク担当さん【A3!】 (ページ19)

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ヘアメイク担当.18 ページ19

ロミオの刑が執行される

絶望したジュリアスは服毒死し、ロミオとジュリアスの葬儀へと移る

客の関心は引いたままラストへ

棺から蘇ってくる二人

ロミオに仮死薬を飲ませるために一芝居うったことを告げるジュリアスとロミオの軽妙な掛け合い

ジュリアス「『そもそも僕は肉体労働派じゃないんだ。山登りなんて、もう金輪際ごめんだからな』」

ロミオ「『ごめんごめん、次は僕がジュリアスのために仮死薬の材料を取りに行くよ』」

ジュリアス「『あんなことがそうそう何回もあってたまるか』」

朝日を背にした旅立ちで終幕──

…満開の拍手

咲也「……」

綴「……これ、拍手だよな？」

真澄「お客さん」

至「すごいな」

シトロン「嵐みたいネ……」

『ほら、みんな、何してんの』

監督「みんな、ぼーっとしてないで、カーテンコール！」

咲也「──は、はい！みんな、行こう！……ありがとうございました！」

綴「ありがとうございました！」

真澄「……」

至「ありがとうございました」

シトロン「ありがとうダヨ！」

初公演、何事もなく終わって良かった……

──レッスンルーム

監督「みんな、夜食持ってきたよー─！」

『みんなで食べよ─』

咲也「ぐうぐう……」

真澄「すうすう……」

監督「あれ、寝てる……連日、公演の後夜遅くまでミーティングじゃ、当たり前か」

『まあ、今まではなかった経験を今日までにたくさんしてきてるから、その分疲れちゃってるのかもね』

綴「むにゃむにゃ……」

至「すやすや……」

シトロン「ぐうすう……むにゃ」

監督「明日のために、今は少しでも休んでね」

まあ、千秋楽までは後2日だし、休めるうちに休んどかないとね

疲れが溜まってると下手したら演技にも支障出てくるからな

支配人「監督、大変です！！」

監督・紫雲「『！？』」

咲也「ふぎゃ！？な、なんですか？」

綴「何？朝？」

シトロン「……──！？」

至「んん……？」

真澄「ぐう……」

…え、待って

真澄、こんなに騒がしい人が来たのにまだ寝てんの？え？

支配人「せ、せせせせん！」

監督「せんべい？」

支配人「せん、せせせせん！」

監督「先生？」

支配人「ぶんぶんぶんぶん！」

あー、支配人頭もげそうだな

首の振り過ぎで