［ツイステ］私は今日も普通に過ごしていたはずなんですが。 (ページ2)

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『ふわぁ……ねっむ。』

そう言ってAは今日で何度目か分からない欠伸をした。
そう、今日は入学式なのだ。そして私は参加する必要がないはずなのに、なぜかこの場にいるのだ。おかしくない？

リドル「A、寝るんじゃないよ？もし、寝たりでもしたら……おわかりだね？」

『はいはい、寮長。分かってますって。ところで、なんで私は寮長でも副寮長でもないのに、この場にいるの？』

リ「君がうちの寮の中では1番優秀だからだ。特例で入ったんだし、これくらい出ても構わないだろう？」

『んー、別にいいけどさ。それにしても眠い……。』

リ「はあ……全く……。……さ、これで入学式と寮分けは終わりかな？いいかい新入生たち。ハーツラビュル寮ではボクが法律(ルール)だ。逆らう者は首をはねてやるからそのつもりで」

おう。脅しだ。リドルって相変わらずぶれないよね。

レオナ「……ふぁ〜あ。やっとかったるい式が終わった。さっさと寮に戻るぞ。サバナクロー寮、付いてこい。」

あ、レオナさんだ〜、めっちゃこういう式嫌いそうよなぁ。

アズール「新入生のみなさん。この度は入学おめでとうございます！みなさんが充実した学園生活を送れるようオクタヴィネル寮寮長として精一杯サポートさせていただきますよ。」

『アズール、張り切ってるね〜((ﾎﾞｿｯ』

ア「……A、うるさいですよ。」

『あ、聞こえてたの。ごめん。』

ヴィル「それにしても学園長はどこに行っちゃったのかしら？式の途中で飛び出して行っちゃったけど……」

イデア「職務放棄…………」

カリム「腹でも痛めたんじゃないか？」

学園長「違いますよ！」

リ「あ、来た。」

『あ、職務放棄した学園長。』

学「だから、違うって言ってるでしょう！まったくもう。新入生が1人足りないので探しに行っていたんです。」

『なら、早くその子を闇の鏡の前に立たせてください。』

学「言われなくてもわかってますよ。さあ闇の鏡の前へ、狸くんは私が預かっておきますので。」

『ねぇ、リドル。あれ、狸なの？』

リ「狸……というか猫？」

『え？あれ、猫？狸？どっち？』

闇の鏡「汝の魂は……ない。」

ザワざわざわ

『え？どういうこと？』

闇の鏡「この者からは一切の魔力を感じられない。無である。」

『は？』