やってしまった

story13 ページ16

ガチャ
トトトッ








「ただいま〜！」

『おかえり。荷物結構あるね』

「そりゃあ、色々あるよ。このカバンに全部詰めてきた」

『服とかぐちゃってなってるんじゃ……シワが……』

「んー、ま、いいや。どうせ僕が着るわけだし。というかさ、なんで書き置きとか何もせずに家出てったの？」

『……』







どうしようか
なんて言おう









まあ、悟何も悪いことしてないし、私が勝手にしたことだから言っても大丈夫だよね









『前さ、悟子供が欲しいかどうかって話をした時に僕は別に欲しいとは思わないって言ったじゃんか？それで、悟は教師としても術師としても忙しいから欲しくもない子供を妊娠したって言ったら迷惑かなって』

「え、あれは……もう少し後でもいいかなって思ってただけであって、僕、子供今はいらないって意味だったんだけど……まだAと2人で過ごしてもいいかなって」

『……え？』

「勘違い…したんだ…ね」









え、ちょっと待って
嘘でしょ
えーっと、結論としてなうの事だったっていうこと？









え、私ただ単に最低なことしただけじゃん？









『悟、ごめーん!!!!!!!』

「いや、僕もややこしい言い方をしたから勘違いしちゃったんだよね。ごめんね」

『ちなみに悟から離れるに離れられる理由がなかったから書き置きせず家出ました!!ごめん!!』

「……はぁ…そんなに謝らなくていいじゃん。僕、怒ってないんだから」

『その言い方は怒ってる』

「怒ってないよっ」

『…まあ、今怒られてもこの子達いるしね。今更だよ、今更』

「いや、さすがに開き直んないで？」






でも、悟がいてくれたおかげでこんなに可愛い子達に出会うことが出来たしよかったのかもね
やっぱり私は悟から離れることは出来ないんだなあ

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