MTC45 ページ46
ドカーン
ガラの悪い男G「ぐっ…つ、強ぇ……」
ガラの悪い男E「コ、コイツ1回で3人やるだと……」
ガラの悪い男F「な、なんなんだ…コイツ…！」
『3人で掛かってきておきながらすぐに勝敗がついちゃうなんておかしい事だと思いません？』
ガラの悪い男E「お、俺たちが悪かった！だから許してくれ！」
『別に許さないつもりは元からないですけど、これだけは覚えておくといいですよ。MC NAME.
ガラの悪い男F「……っ、まさか……」
ガラの悪い男G「や、やべぇ！逃げるぞ！」
『またバトルしたくなったら来てくださいね〜！……まあ、二度と来なくていいけど。次はマジで堕とす』
これでも手加減してあげたんだけどねぇ
私はラップ界、最強の女王って言われてるからね
ナメてかかったら痛い目見るんだよ
さてさて、左馬刻の家に行くとしますかー
─ガチャ
左馬刻「…おう、A。遅かったじゃねぇか」
『ああ、ちょっと面倒なのに絡まれてさ』
銃兎「……昨日のやつらですか？」
『……さすが銃兎。勘が鋭いねぇ』
左馬刻「絡まれたって、アイツらまだ懲りてなかったのかよ…」
『そうらしいね。なんか、私が女だからっていうのでナメてかかってきたらしい』
左馬刻「…ハッ、馬鹿だな」
『そうだねぇ。で、優さんは呼んだの？』
左馬刻「ああ、呼んだ。もう少ししたら来るだろ」
銃兎「噂をすれば、来ましたね」
左馬刻「あぁ、よく来たな」
優「あの、ここは……」
左馬刻「俺ン家だよ、電話で言ったろうが。つか、立ってねぇで座れや」
理鶯「そうだぞ、優。お前は年の割に、遠慮しすぎるところがある。もっとくつろぐといい」
銃兎「ええ。ここへは気楽に話をするために集まったんですから」
『そうですよ。リラックスしていいんですよ』
左馬刻「お前らはくつろぎすぎだけどな……。まぁ気楽にってのは本当だ。Port harbor だと込み入った話は難しいからな」
銃兎「百鬼さんを信用しないわけではないですが、ここから先は私たちも慎重に動く必要があるんですよ。なにしろ、今度はこちらから仕掛けるつもりですから。これを見てください」
優「誰かの手帳、ですか？」
銃兎「ええ。以前Port harbor で会った警備員の手帳を私のスマホで撮影していたでしょう？」
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作者名：紅玲
| 作成日時：2020年11月7日 13時
