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理鶯「そうか……警察の内部のことは小官ではわかりかねるがそこはさすが銃兎とA、といったところか」
銃兎「ええ、任せてください。それから、私とAがシンジュク署に出向いている間は理鶯と優さんには別の場所に行ってもらいたいんです」
「こちらは連絡を入れてあるわけではないのですが、まあ、少し話を聞くくらいならできるでしょう」
理鶯「ということは、行った先で誰かに話を聞くということだな」
銃兎「そういうことです。理鶯たちには【麻天狼】の神宮寺寂雷と会ってもらいたいんですよ」
理鶯「神宮寺寂雷か」
銃兎「彼は【麻天狼】のメンバーでもあり、シンジュクにディビジョンでも有名な医師です。シンジュク・ディビジョンで起きた事件なら警察が知る情報とはまた違う形で、彼の耳に届いていることがあるかもしれないと思ったんですよ」
理鶯「なるほど……。確かに、訪ねてみる価値はありそうだ」
優「それなら自分も役に立てるかも!」
『面識がおありなんですか?』
銃兎「ん?ああ、そういえば優さんも神宮寺寂雷とはオルタナティブラップバトルで面識がありましたね。それなら、神宮寺寂雷との会話の取っかかりは優さんにお任せして、その後を引き継ぐ形にしましょう」
理鶯「うむ、承知した」
─シンジュク・ディビジョン
銃兎「着きました。では、ここからは別行動ということで」
理鶯「なら、用件が落ち着いたほうから、連絡を入れることにしよう」
銃兎「ええ、わかりました」
『じゃあまた後でね』
理鶯「ああ。またな」
コツコツ
銃兎「では、A私たちも行きましょうか」
『はーい』
コツコツ
─数時間後
〜♪
銃兎「理鶯、終わりましたか?……は?ああ、わかりました。今から行きます」
ピッ
『どうしたの?』
銃兎「いや、話を聞くために麻天狼の伊弉冉さんが働いてるホストクラブに集合をしているそうで来て欲しいと…」
『は?ホストクラブ?…とりあえず行ってみるか』
─ホストクラブ
コツコツ
銃兎「驚きましたよ、こんなところに呼び出されるとはね。オマケに、左馬刻まで居るとは」
『いや、まさかここで話を聞くことになるなんてね』
左馬刻「あぁ?居ちゃ悪いのかよ?」
銃兎「そういう意味で言ったんじゃない。ヨコハマで別れたきりなのに、シンジュクのホストクラブで再開したら普通驚くだろ」
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作者名:紅玲 | 作成日時:2020年11月7日 13時