Part7 ページ8
『いや……まあ…違うんだけど……褒められたことがなかったもんだから…。』
一郎「その容姿で褒められねぇってどうなってるんだ？」
二郎「いや、お前普通に他の女子よりも可愛いと思うんだけどな。」
『それは他の女子達に失礼。』
二郎「ごめんなさい。」
三郎「それでどうするの？男装続ける気なの？」
『いや、もういいやって。別に普段しなくてもしたい時にいつでもできるだろうし。明日から普通にスカート履いていくわ。』
二郎「え、あるんだ。」
『言っとくけど、私二郎と別れたあと学校で着替えて授業受けてたんだよ。』
二郎「そうだったんだ。」
『うん。…あ、私勉強してる途中だったんだった。戻っていいかな？』
左馬刻「ああ、戻ってもいいぞ。」
『はーい。…あ、やっば何も見えない……(ﾎﾞｿｯ)』
寂雷「ん？君、目が悪いのかな？」
『え、あ、聞こえてた？』
独歩「全然聞こえてたけど。」
『あー、ならいいや。私いつもコンタクトしてるからさ、眼鏡今かけてないから普通にみんなの顔見えてないんだよね〜。』
銃兎「ということは、貴方声だけで誰か分かってるんですか？」
『うん。さすがにずっと一緒にいたらわかるよ。今喋ってるの銃兎でしょ？みんな声が違うんだからさ。』
幻太郎「でも、似ている方もいらっしゃるのでは？」
『んー、それが少しずつ地味ーに違うんだよね〜。ってことで私は上がるね〜。』
トットットッ
ガチャ
コンっ
『あいてっ…w』ドンッ
『……痛い……w』
二郎「あいつ……大丈夫か？」
独歩「目が悪いと壁にぶつかったりするのか？」
左馬刻「アイツが眼鏡をかけてるの見たことない気がするが、あそこまで悪いと心配になんな…。」
銃兎「さすがに私もあそこまでは悪くありませんけど、心配になりますね。」
寂雷「普段は視力矯正の物を付けているし、大丈夫じゃないかな？余程であれば、視力回復法もあるし。」
乱数「…あれ？そういえば、Aってカラコンしてたのかな？」
一二三「あ、確かに本当の目の色はピンクだったから、カラコンなのかもしれないね。」
幻太郎「男装時は確かオレンジっぽい黄色でしたよね。」
乱数「うん、前はカラコンを入れて、目の形？見え方を変えてたのかもね。結構女の子の中でも可愛い顔してるし。」
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作者名：紅玲
| 作成日時：2020年8月19日 22時
