ご懐妊しちゃったようなので私は逃げようと思います(鬼滅の刃)(伊黒小芭内)

逃げます/陸 ページ7

─柱合会議



ザッザッ



蜜璃「あ！Aちゃん！」


小芭内「…大丈夫か？」


『あ、蜜璃、小芭内。大丈夫だよ』


蜜璃「良かったぁ！Aちゃんが体調貧血で蝶屋敷で寝てるっていうのを伊黒さんから聞いて心配してたの」


『そっか。大丈夫だから安心していいよ』


杏寿郎「雨夜!!無理をするのは良くないぞ！」


『わかってるよ。ごめんね‪w』


実弥「お前は無理しがちだからなァ」


『……ハイ…』


しのぶ「そろそろ御館様が来られそうですね。待ちましょうか」


──柱合会議後(全員が帰った後)


御館様「A、どうかしたのかな？」


『…はい。少しお話したい事がありまして』


御館様「こちらに上がっておいで」


『はい。失礼します』


─ススッ


御館様「…所で話とは何かな？」


『実は今…子供を身篭っておりまして…』


御館様「そうなんだね。おめでとう」


『はい。ありがとうございます。その悪阻が最近酷くてとても任務ができるような状況ではなくて…。なので、しばらくの間休暇を頂きたいと思いお話させて頂きました』


御館様「…なるほど。確かに辛いだろうからね…。Aが無理をして任務に出て、お腹の子にも影響が出てしまうと大変だからね。休んでも大丈夫だよ」


『！ありがとうございます』


御館様「もう一つ聞いたいんだけどね、そのお腹の子の父親は誰なのかな？」


『え』


御館様「何となく、さっきの柱合会議の時のAの雰囲気で鬼殺隊の中の誰かのような気がしてね」


……やっぱり御館様は何でもお見通しだなあ


『御館様の思われている通り鬼殺隊の者が父親です』


御館様「名前だけ教えて貰ってもいいかな？」


『小芭内です』


御館様「小芭内か。そうなんだね。これから休暇の間どこかに滞在しよう思っているのかな？」


『はい。藤の家に滞在しようかと思っています』


御館様「そうか。わかったよ。藤の家の方たちには私が話を伝えておくね」


『ありがとうございます。あのこの事なのですが、知っている者は限られているので他の者たちに言わないで頂きたいのですが……』


御館様「うん。分かっているよ。約束する」


『ありがとうございます。では、戻ります』


御館様「うん。気をつけてね」


やっぱり御館様は良い方だな


うん

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