検索窓
今日:20 hit、昨日:7 hit、合計:48,078 hit

逃げます/参 ページ4

雫「雨夜A!任務!任務ー!南南東!南南東へムカエ!カァー!」


『了解』


こんな時に限って任務か


まあ、私の体調よりも人の命の方が大事だしね


それにまだ悪阻とか来る時期でも無さそうだし


とりあえず行こうっと


タタタッ


ザッ


ー雨の呼吸 捌ノ型 篠突き雨ー


サッ


「ウギャアアア”」


ジュワアア


『ふぅ…よし、これで終わりかな。帰ろーっと』


「…あ、A」


ん?この声は…


『無一郎』


無一郎「Aも今任務終わり?」


『うん。も、ってことは無一郎もなの?』


無一郎「うん。あのさ、屋敷まで一緒に帰らない?どうせ同じ道なんだし」


『いいよ』


無一郎ってすごいよねぇ


まだ14なのにたった2ヶ月で柱になったんだもんね


私なんか柱になったの16歳とかなのに


やっぱり才能がある子は違うね


まあ、努力もたくさんしてきたんだとは思うけど


無一郎「Aってさ、どうして鬼殺隊に入ろうと思ったの?」


『え。なんでいきなり…』


無一郎「気になっただけだよ。聞いたら駄目だった?」


『いや、全然いいんだけどさ。…そうだね。…私はさ、15歳の時に家族全員が鬼に襲われて私も死にかけたんだよ。だけど、その時に鬼殺隊の隊士が私を間一髪で助けてくれて本部まで連れて行ってくれたの。それで本部で御館様方に手当てとかして頂いて死ぬことはなかったの』


『でも、私だけが生き残って他の家族は殺された。当時15歳だった私はどうしたらいいか分からなくてずっと泣いてたの。その時に御館様が私に鬼殺隊の隊士になってみないかって仰ってくださってね、私はその時に何をしたらいいか、何をすればいいかなんて考えつかなかったからさ、敵が討てるっていうので鬼殺隊に入隊したんだよ』


『実質私が鬼殺隊に入隊した理由としては、敵を討つためにかな』


無一郎「……そうなんだね」


…無一郎もお兄さんを鬼に襲われて亡くしてるんだったね


似たような境遇なのかも


無一郎「…あ。着いたね。じゃあ、またね」


『うん。ばいばーい』


さて、小芭内にバレないように対策を練らないとね

逃げます/肆→←逃げます/弐



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (164 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
442人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

くく - 夢主ちゃんは嫌そうだったけどいつかは小芭内と幸せになれると思う!続き待ってます! (8月27日 6時) (レス) @page7 id: e847675e0f (このIDを非表示/違反報告)
- 作品読みました凄い良かったです。続き楽しみに待ってます (2021年6月2日 17時) (レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紅玲 | 作成日時:2021年5月25日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。