四十九話 ページ2
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コンサート会場に地下牢があるのは珍しくないんだ。デモを起こす人が多いから、
あ、でもわたしのコンサートでは見たことないな…
ヒラヒラしたブラウスにお洒落なパンツとブーツが目立ったまま階段を駆け下りていく。
A「さてと、ついたっと！て、うわ」
そうそうついついて声を上げる理由はその異臭だ。なんだこれ鼻がもげるってほどじゃねえぞ。鼻から水無しプールレベルなんだけど()
壁際からそっと牢屋を除くとゴロゴロとまあ見たくない骸骨が転がって……
ん？あれ？見たことある顔が…え、まさか
A「ア、アルバさん？」
アルバス「あ”？」
ひっ！怖、えぇ、こっわ！？
み、みなさん覚えているだろうか？
わたしがまだ夢の中では五歳だった頃、牢屋から救出したアルバさんだ。
相変わらずでかい人だ。
アルバ「誰だ、テメェ？」
A「えっと、１０年くらい前に…また牢屋なんだけど、人魚助けようとしてくれたアルバさんだよね？」
アルバ「……！！、あの時の！でかくなったなあ！！」
A「ひぇっ」
振り返った彼は血だらけだった、お腹から朝まで血の海だった。異臭の原因はこれか……
それでも変わらない優しい笑顔だ。
A「どうしてこんなところにまたいるの！？」
アルバ「かたじけない事にまた捕まっちまったんだ。今度は海軍に。」
A「あ！牢屋の鍵あった！」
アルバ「いや、いい。俺は海賊だぜ？嬢ちゃん」
A「わたしが助けたいからいいの！」
せっせとなんの迷いもなく牢屋の鍵を開けて牢屋に入る、
うぉおおっとこれは強烈な匂い！！
ヤバイ、鼻が落ちる←
錠を外すと蹴伸びをするアルバさんにこう言った、
A「今ね私コンサートっていうのをやってて、港に海賊が出て狙いは私だって言うの…それで今海軍もこちらに向かっていて…」
アルバ「なるほどな今はなかなか動かねえ時間か、ならしょうがない。嬢ちゃん、なんか歌ってくれねえか？」
A「えぇ、なんか恥ずかしいな」
アルバ「いいじゃねえか、俺を逃すの手伝ってること黙っといてやるからよ」
これは一本取られたと他愛のない話をして、私は観客一名に盛大な歌を約三時間ほど披露した。
今地上がどうなっているのか、私は知らない。
続く
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あまね(プロフ) - あらやだ主さん神ですか？神ですね､､､ｱﾊﾊ､､､好きです (2021年6月30日 0時) (
レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
黒縞 桜(プロフ) - かなとさん» 申し訳ございませんでした。外させていただきました。 (2019年10月12日 17時) (レス) id: 23d71d7044 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルをお外し下さい (2019年10月12日 16時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒縞 桜 | 作成日時：2019年10月12日 16時
