転校生は祓い屋でした。

どうしたら 花子side ページ11

ヤシロが遅い。

確か転校生が来たと言ってた。




怪しい…

それに朝霧だ。

絶対に来る。

だから待ってたら、出てこいと言われた。

出られないけど喋れるよと言うと軽く舌打ちされた。



なんで？

ヤシロに出て行ってといったアサギリ。

ヤシロは走って出て行った。

俺が出ると

ササっとカバーを外して鎌を出した。

こりゃあスゴイなぁ

なんて思いながら攻撃を避けていく。

すると、

今までで一番威力が強い攻撃がきた。

アサギリは、涙を流しながら、

「私だって八つ当たりだって分かってる！

でも…でもできるが当たり前になって…
出来なかったら捨てられるのが怖くて…






抱き…締めて…欲しかったよ？」

なんて言うから、耐えられなくなった。

アサギリを引き寄せる。

そして、なるべく暖かい言葉を掛けた。

すると涙が止まらなくなったのか、たくさん泣いた。




我慢してたんだね


偉いよ


なんて言いながら泣き止ませた。

そして、手伝いたいと言われたから良いよと言った。

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