彼氏に○○してみた！【天月】

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天月Side

無事にジェットコースターで怖がるAを堪能していたらAが今にも死にそうな顔をしてたから
僕たちは近くのベンチで少し休むことにした。

天「Aー。ごめんってー！」

『謝っても許さないから！』

ジェットコースターから降りたばかりのAは涙目で震えててぶっちゃけちょーかわいかった
いつもは自分から腕なんか組んでこないくせに俺の腕を掴んで離してくれない
でもここでかわいいなんて言ったらもっと怒られちゃうからそんなことは言わない

天「お水買ってくるからちょっと待ってて！」

そう言うとAは素直に頷いて腕を離してくれる

Aを放置して知らない男に取られても困るから小走りで1番近い自動販売機まで行ってミネラルウォーターを買う

早くAの所に戻ろうと思って振り返ると、声をかけられた

「おにーさんかっこいいですね！私達と一緒に回りませんか？」

なんていきなり声をかけてきたのは知らない女
俺はA以外の女なんかに一切興味ないから無視して歩き出すと腕を掴まれる

「ねーおにーさん無視しないでよー！おにーさんけっこー私のタイプかも！好きになっちゃったなー」

正直A以外の女に腕を掴まれるのはかなり不快だ
女の手を振り払ってAの方へ歩き出す
それでもしつこく絡んでくる女にそろそろ嫌気がさしてきたとき、Aの姿が見えた

天「A！」

と声をかけようとして、辞めた。

Aが、知らない男に抱き寄せられている。

肝心のAの顔は男の背中に隠れてよく見えない。

吐き気がした。とてつもない不快感が腹の底から湧き上がってくる。

気づくと俺は走り出していた

走って、Aに絡んでいた男の胸ぐらを掴みあげる

完全に頭に血が上っていた
状況がよく理解できなかったが、Aが誰かに取られてしまうという恐怖だけが俺の脳を支配していた。

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